体育祭１ ページ41
透き通るような青空！
ジリジリと背を焦がすような熱気！
クラスカラーのハチマキ！
「第何回かは忘れたが
体育祭を挙行するで〜〜！！！！！！！！！」
お決まりのロボロ君の叫び声…もとい
開幕宣言で体育祭が始まりました。
いいお天気で良かったな〜
生徒会用のテントで大人しく座っているが
親も仕事を休んで来てくれたので
内心体育祭が楽しくて仕方ない。
(陰キャだけどイベントは楽しい)
テントの席位置で毎回揉めていますが
今回は左にグルッペン先輩、右にトントン先輩
という謎の布陣です。
えっいや顔のいい男性に挟まれるテントって何……？
いやまあトントン先輩は正直良き上司、
って感じで特に緊張はしていない。
グルッペン先輩だ……
鬱君とゾム君がいつものように
私の隣争いをしていたら
「Aは俺の隣に座れ」と
仰り、二人も先輩には逆らえないようで
かなり渋々従っていた。
開会式も終わり私は自分の席に着く。
隣には既にグルッペン先輩が一人で
長い長い御御足を組み鎮座していた。
どうやらみんなそれぞれ仕事で出払っているらしい。
ドキドキしながら隣に座る。
ふいに気になって先輩の横顔を見つめた。
まつげが本当に長い
そして横顔がめっちゃくちゃに美しい
「……そんなに見つめるな」
「す、すみません……！」
見てるのバレた……恥ずかしい
穴があったら潜り込んで永眠したい……
「……A」
「はい？」
「……すまなかったな」
急に先輩は頭を下げた。
この人には頭を下げられてばかりな気がする。
しかし謝られる内容に心当たりはなく。
「……何がですか？」
「生徒会に無理矢理入れてしまったことだ」
ああそれか。
正直もう過ぎたことだし、
こんな風に仲間に入れてもらわなければ
最近の楽しい日々も経験できなかっただろう。
「俺は常に合理的な判断をしているし、
これからもそうしていく。
……でもお前と出会ったとき何故か
自分をうまく制御できなかった。」
淡々と先輩は喋る。
ただ手は少し震えていて、
気づいたら私は先輩の手をとっていた。
「先輩、私生徒会に入ってよかったです
毎日すごく楽しいし、
まだ入って日は浅いけど後悔してません…！
それにもう過ぎたことじゃないですか」
自分でも驚くぐらいスラスラ言葉がでてきた。
グルッペン先輩の青味がかかった瞳が
私を見つめている。
「A……ありがとう」
「いえいえ
これからもよろしくお願いします」
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脅威のセラフ - これ、WTの皆様と幼馴染だったら嬉しい！ (2020年7月11日 16時) (
レス) id: 285d3eca52 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 根回ししますのところ、発声が発生になってるっすよ (2019年10月15日 18時) (レス) id: 6405eb1fb4 (このIDを非表示/違反報告)
狂猫 - 名前ありさにしてたんでアリサちゃんとか出たのビビりましたww (2019年9月8日 17時) (レス) id: 7d56b5cd53 (このIDを非表示/違反報告)
きらり(プロフ) - るいさん» コメント、リクエストありがとうございます(^^)実はちょうど書きたかった話なので書かせていただきますね！ (2019年8月25日 0時) (レス) id: caac3973be (このIDを非表示/違反報告)
るい - 主人公のメガネ取った姿を見たいです (2019年8月24日 21時) (レス) id: 4461d627b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きらり | 作成日時：2019年8月14日 8時
