いやなかんじ ページ30
「ん？」
朝、
郵便受けに差出人不明の手紙が入っていた。
「？なにこれ……」
ここで開けるのはなんだか怖くて、
ひとまず手紙を鞄の中に入れて駅へ歩き出した。
＊
「A、この手紙なに？」
生徒会の仕事を片付けていると、
(最近私の役割は次期補佐官というより
単なる雑用な気がしている)
勝手に私の鞄を覗き込んでいたゾム君が
今朝の封筒を見つけた。
「あ、えーとなんか今朝郵便受けに
入ってて…差出人不明なんだ…」
「怖！俺開けてもいい？」
「どうしたんゾム」
「ゾムさんなにごと〜？」
「なんかあったんか？」
トントン先輩と鬱君とロボロ君がなんだなんだと
寄ってきた。
なんか大事になってきたな……。
自分で開けるのが少し怖かった私は
ゾム君にお願いした。
封筒はしっかりと糊付けされており、
ゾム君が器用にカッターで開いた。
中から出てきたのは、
二枚の便せんと何枚かの写真だった。
写真はアングル的に隠し撮りで、
中には着替えの最中の写真も入っていた。
きわどい写真もある。
急いでヤバイ写真をしまう。
「え、これって………ストーカーちゃうん？」
鬱君が呟く。
聞くところによると鬱君も似たようなことを
されたことがあるとかなんとか。
「にしても写真、どう見ても隠し撮りやろこれ
無駄によく撮れてんのが腹立つわ〜」
トントン先輩は難しそうな顔で言った。
「便せんは何て？」
ロボロ君が便せんを手に取る。
しばらくそれらを眺めたあと、
「えーっと……あーこれ三枝さん読まん方がえええかも」
と少し引いた顔で告げた。
「Aちゃん、大丈夫？」
「う、うん……」
家も特定されてるし急に怖くなってきた。
帰り道が不安になる。
とか言いつつ皆に迷惑をかけたくなくて
「だ、大丈夫大丈夫！
皆が気にすることじゃないから！」
「いや、でも…」
「すぐ止まるよ、こんなの
鬱君もそうだったんでしょ…？」
と誤魔化した。
皆は訝しげな表情を浮かべていたが
グルッペン先輩が高級アイスクリームを
買ってくると皆そっちへ釣られていった。
(誰が送ってきたんだろう……)
もやもやする気持ちを捨て、また仕事へ戻った。
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脅威のセラフ - これ、WTの皆様と幼馴染だったら嬉しい！ (2020年7月11日 16時) (
レス) id: 285d3eca52 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 根回ししますのところ、発声が発生になってるっすよ (2019年10月15日 18時) (レス) id: 6405eb1fb4 (このIDを非表示/違反報告)
狂猫 - 名前ありさにしてたんでアリサちゃんとか出たのビビりましたww (2019年9月8日 17時) (レス) id: 7d56b5cd53 (このIDを非表示/違反報告)
きらり(プロフ) - るいさん» コメント、リクエストありがとうございます(^^)実はちょうど書きたかった話なので書かせていただきますね！ (2019年8月25日 0時) (レス) id: caac3973be (このIDを非表示/違反報告)
るい - 主人公のメガネ取った姿を見たいです (2019年8月24日 21時) (レス) id: 4461d627b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きらり | 作成日時：2019年8月14日 8時
