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練習の時間ですの1 ページ23

前に書いた通り、
ロボロ君との特訓はお互いの時間がある時に開かれている。

大抵はロボロ君とマンツーマンで喋る練習をしたり
発声練習したり…といった感じだ。

効果が完全にでているかというとそれは分からないが
少なくとも人と話す時そこまで緊張しなくなった。


「吃る癖は直らんなあ、
みんなそんなに三枝さんを急かしとらんから
ゆっくり喋っていいんやで?」

「う…分からないけど言葉がスッとでてこないというか…
ど、どうしたらいいのかな…?」


「そやな……と、思って話すプロを呼んできました!どうぞ!!!」

「えっ?」

ガチャリと扉の開く音が背後からして振り返ると

「どうも〜Aちゃん、僕だよ〜」

「う、鬱君!?」

鬱君が手をヒラヒラさせて放送室に入ってきた。

ロボロ君の口ぶりから元から準備していた感じなのかな。

鬱君の喋りは正直口説きだからあんまり関係ないのでは…?
いやでもあの饒舌さは参考になるのかも。

「悶々としてるAちゃん可愛すぎワロタ」

「キモいで大先生」

「ひどすぎん?」

やりとりが聞こえますがとりあえずスルー

「ろ、ロボロ君ちなみに鬱君と何をするの…?」

私が聞くとロボロ君は腕を組み
うーんと唸り

「なんも考えてなかったわ、大先生なんかしてや」

「無茶振りかお前」

まあアドバイスとかっていうよりも慣れだもんなあ
喋るのって
いくら発声練習してても実際に話さなかったら意味ないもんね

「前々から思っとったけど
Aちゃんって人と話すのが怖いん?」

「えっ…」

「なんか普通の口下手とか寡黙キャラとはなんか違うよね。
普段人と話さんのん?親御さんは?」

「ひ、一人暮らしだから」

「ほーん、いいこと聞いたわ」

鬱君は真面目なのかふざけてるのかよく分からないな。

2→←帰りましょう



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脅威のセラフ - これ、WTの皆様と幼馴染だったら嬉しい! (2020年7月11日 16時) (レス) id: 285d3eca52 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 根回ししますのところ、発声が発生になってるっすよ (2019年10月15日 18時) (レス) id: 6405eb1fb4 (このIDを非表示/違反報告)
狂猫 - 名前ありさにしてたんでアリサちゃんとか出たのビビりましたww (2019年9月8日 17時) (レス) id: 7d56b5cd53 (このIDを非表示/違反報告)
きらり(プロフ) - るいさん» コメント、リクエストありがとうございます(^^)実はちょうど書きたかった話なので書かせていただきますね! (2019年8月25日 0時) (レス) id: caac3973be (このIDを非表示/違反報告)
るい - 主人公のメガネ取った姿を見たいです (2019年8月24日 21時) (レス) id: 4461d627b9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きらり | 作成日時:2019年8月14日 8時

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