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イルミ「A、いつまで寝てるの？」
声が聞こえてハッと目が覚める。
目の前にはイルミの顔。
一先ず状況を整理した。
A「−−−なるほど、そういうわけ。だからあんな行動をとったんだね
−−−なんて素直に言うと思う？死んだらどうするんだよ」
イルミ「ハハハ！Aなら死なないでしょ」
そうやって呑気に笑い声だけを上げている彼はつい数時間前に僕が意識を失うまで鳩尾を抉り倒してきたサイコパス野郎だ。
それには訳があった。
『相手を犯す』
"犯す"という言葉には、法や性的の他に「相手を逆らう」という意味合いもあるらしい。
イルミが僕に攻撃を仕掛けた時、僕は「離せ」と"命令"した。
その命令に"逆らった"ことで『相手を犯す』つまり『相手を逆らう』ということに成功したため、扉が開かれた、ということだ。
散々不満を抱えていた僕に対して彼は「応急処置はした」という言葉だけで事を片付け、スタスタと前を歩いている。
しかし僕が言いたいのはそういう問題ではない。
もっと他にやり方があっただろう。
彼が妙に僕の提案に言いなりだったのも全てこのためにあったのだ。
A「性格悪…」
イルミ「酷いなあ。そもそもこの場合はAの知識不足が悪いんだろう。変なところで頭悪いよね」
A「…仕方ないだろ。何ににも興味持てないんだから」
イルミ「その割には歳が近い奴らと楽しげにしてたよね」
A「それは…」
頭に疑問が浮かんだ。
物事に興味のないはずの僕なのに、なぜわざわざ彼らと行動したり話したりしていたんだろう。
スケボーも釣竿も気になったから貸してもらった。
僕はどこまで続くかわからない薄暗い廊下で歩みを止める。
興味ってなんだろう、それを考えるのが僕にとっては余程苦労することなのか思わず黙り込んでしまう。
イルミに「どうしたの？」と声をかけられた僕は「傷が痛む」と嘘をついた。
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くそ!(プロフ) - あさきさん» ありがとうございます！更新停止中ですみません…。もう少ししたら戻ってきます！ (4月22日 14時) (
レス) id: f57682baaa (このIDを非表示/違反報告)
あさき(プロフ) - え、もうすごい最高ですぅぅぅぅぅ！？ (4月10日 23時) (レス) @page4 id: 2e9509526a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くそ! | 作成日時：2022年8月6日 17時
