誕生日を祝おう！その四（番外編的なもの） ページ11
※ずっと書こうと思っていましたが、かなり遅くなってしまいました
誰なのかは読めばすぐに分かります
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5月26日、といえば！
ミツバさんの誕生日だ
よし、お祝いしに行こう
プレゼントは何がいいかな？
タバスコ、とうがらし、わさび……
タバスコにしよう
マネーはいつものごとく近藤さんにもらおう
さっそく私は近藤さんの部屋へ行った
到着
お、いたいた
「近藤さーん、お願いがあるんですけど」
「ん？Aちゃんか。どうした？」
この人には迷惑をかけてばかりだけど、働いてないから仕方ない
はやく何か仕事探さないとなあ
「タバスコを買う代金をください」
私は頭を下げながら言った
「？急にどうしたんだ？まさかAちゃん、辛党に目覚めたとか？」
「違いますよ！今日はミツバさんの誕生日じゃないですか」
「ああ、言われてみればそうだったな。そういうことならお安いご用だ」
近藤さんは財布からお金を取り出した
私はそれを受け取った
「ありがとうございます。お釣りが出たら後で返します」
「ああ、分かったよ」
私は部屋から出るときにもう一度一礼をした
道場を出て店に向かった
店に入り、調味料売り場を探した
タバスコ、タバスコっと
あった！
……あったんだけど……うーん
商品棚にはタバスコが置かれている、何種類も
どうしよう、困ったな
ま、なんでもいっか
何種類もある中から適当に選びレジへ向かおうとしたその時
「それはやめた方がいいぞ」
聞き覚えのある声がしたので声のする方を向いてみた
するとそこには総悟君の姿が
いつの間に
「姉上はこれが好きだぞ」
そういって、私が選んだものとは別のものを渡してきた
「ありがとう」
さっき選んだものは商品棚に戻した
なんで総悟君は私がミツバさんにタバスコをプレゼントするのを知ってたんだろう
と総悟君に訊いたら、どうやら私が近藤さんと話しているのを盗み聞きしていたらしい
それから私の跡をついていたようだ
気づかなかった
不覚なり
「あーあ、のどが渇いた。お前、なんか買えよ」
そう言っている総悟君の顔は笑っていない
むしろ不機嫌そうにみえる
なんだよ、私が何したっていうんだ
とは思ったものの、タバスコを選んでくれたし、お釣りでジュースぐらいは買えそうだったので買ってやることにした
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作者名：ナナリー | 作成日時：2015年5月30日 21時
