二人だけの世界 (ページ4)

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どんなにサイトを漁ってもどんなに本を読んでも私の容姿が良くなることはなかった。

むしろ日頃の疲れから顔がやつれていくばかり

日頃の疲れというのは勉強など様々あるが
何より辛かったのは“友達”を無くしたことだ。

ある日私は学校の廊下でテヒョン君専用ノートを落としてしまった
それに気づかず教室に戻ってしまったのだ

キーンコーンカーンコーン

待ちに待った昼休み
「はぁ～お腹空いた」いつも弁当を食べている席に着くと友達はそこにいなかった

なんでだろう？疑問に思いながらも騒がしい廊下に出た

『おっ！イムじゃん！！』
『えっあの子がこれを…？』
『何これ…気持ち悪い』
『え、イヨンってこんなことしてたの？』
『キモいから弁当一緒に食べんのやめよ』

…やばいノートを見られた。

「かっ返して！！」

手を伸ばしたが男子との身長差には勝てなかった

『お前ほんっときもちわりーな。これ以上近づくな』

ばさっ

ノートが床に叩きつけられるとともに去っていく人たち

「う…うぅ…」

一人廊下で静かに泣いた