縫い包み ページ50
Aside
「めっちゃ涼しいんですよ〜」
と両手を広げて楽しそうに燥いでいる彼を微笑みながら見詰めていると、あるものが瞳に映った
足を進めてそれに近寄る
『へぇー、縫い包みなんかも売ってるんだ』
そう呟くと、後ろに居たころん君が話しかけてきた
「それ中に冷たい物が入ってるから、ほら」
唐突に縫い包みの山から一つ取り出して僕に白いクマを投げて来る彼
焦りながらも何とかキャッチする
ギュっと優しく抱きしめると、ひんやりと冷たさが広がった。
『つめたっ...でも可愛いな、欲しいかも』
暫くその場に居ると、ようやく僕を見つけたさとみ君と莉犬君が此方に来る
「A〜、何ソレ?」
『縫い包み型保冷材...的な』
首を傾げながらも返事を返す。
「可愛いですね、それ
いいなぁ〜俺も買おっかなぁー」
悩み始める莉犬君に前の事を思い出し、僕から話し掛けた
『僕が買ってあげるよ、莉犬君』
「良いんですか先輩...!?」
驚きながら瞳を輝かせ、喜ぶ彼
『うん、この前のお詫び』
「...?よく覚えてないけど、よっしゃあ」
うん、素直でよろしい
.
莉犬君達と別れ僕達は帰路に就く
「ね、どうだった...?楽しかったしょ」
ニヤニヤして先程よりも近付いて来るさとみ君
片手で顔を遠ざけて、小さく呟く
『まぁね、少しは』
そう言うと、今度は顔中の頬の筋肉を緩ませる彼
「今度、また行こうね」
『...気が向いたらね』
彼に赤く染まった頬を見られない様に顔を背けた
自分の頬を同じ色をした暮れかけている夕陽に視線を移す。
遊び疲れた体で家に帰る
そんなのもちょっとはアリかもね
なんて
_____________
話の最後に失礼致します、作者のやよいと申します。
読者の皆様、ここまで呼んでくれて誠にありがとうございます
更新していない期間がありましたが、無事ここまで来ることが出来ました。
一応ここで第一シリーズは終わりましたが、私は第二シリーズ(続編)を書こうと思っております
話の続きがまだ読みたいという方は、是非「この小説の続きへ」を押して応援してもらえると
とても嬉しいです
まだまだ初心者な私の作品に沢山の閲覧,お気に入り登録,評価,コメント等
本当にありがとうございました
凄く励みになっていました
まさかここまで読んで頂けると思っておらず感無量です
不定期更新ですが、気長に待って頂けると嬉しいです。
では、また続編で
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やよい - かふぇらてさん» ありがとうございます!性別問わずに読んで頂けて、とても嬉しいです。更新頑張って増やしていきますね! (2022年2月3日 21時) (レス) id: b48906a916 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇらて - 性別女性ですがハマりました。更新頑張って下さい‼ (2022年2月3日 20時) (レス) @page45 id: fcca94614d (このIDを非表示/違反報告)
やよい - あまねさん» ありがとうございます!貴方様の理想の、目標の夢主君になれた様で良かったです。これからも更新頑張ります!。 (2022年2月3日 20時) (レス) id: b48906a916 (このIDを非表示/違反報告)
あまね - 友達との関係って、難しいですよね。その上、傷つけられて…。それでもくじけない夢主くんは、本当にカッコいい✨たまに可愛いケド(*´ω`*)僕もこんな人になりたいなぁと思いました!更新ありがとうございます! (2022年2月3日 19時) (レス) @page43 id: 85362d7a8a (このIDを非表示/違反報告)
やよい - ねねねさん» ありがとうございます!なるべく早めに更新出来る様に頑張りますね!。 (2022年2月1日 22時) (レス) id: b48906a916 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:やよい | 作成日時:2022年1月5日 15時