テニス部とハイスペック ページ12
Aside
靴を改めて履き替え、下駄箱から生徒玄関外へと移動する。
ななさんにさとみ君の所のテニス部に行ってこい、とは言われたけどなぁ
僕、極度の運動音痴だし
まぁ見て来るだけならいっか
校庭近くのテニスコートに足を運びフェンスを掴んでさとみ君を探す。
辺りを見渡していると、
「おっ、A〜」
ラケットを片手で持ちながら、
もう片方の手を此方に向けて振っている人物を見つけた
僕を見つけるや否や
彼は顧問の先生と話を済ませ急いでコートのフェンスの扉を開けて
小走りで僕の元に来て、僕の両手がさとみ君の両手で包み込まれる。
「よっしゃ、来てくれたんだなA」
『うん、ななさんに勧められて...って言うかさとみ君近い』
顔、というか体全体近い
「え〜...?そんなにぃ?」
『そんなに。パーソナルスペース考えて』
「だって、来てくれたの嬉しかったからさ」
「取り敢えず、入って入って!」
先程まで優しく両手で包まれていた手の手首を掴まれ、コート場に引きずり込まれる。
『あ゛ぁ〜、もっと優しく運んでー...。』
「どうやってそのダミ声だしてんの」
おい、なに笑ってんだよ
「センセ―に言っといたからさ、ここで見学していきな」
半強制的にテニスコート内のベンチに座らせられた
とても不満ですわ...。
「俺の勇姿見ててね!」
テニスラケット片手に、僕に向けてウインクを飛ばすさとみ君
『きゃー(裏声)「キャーー!さとみ君カッコイイー!!」...最後まで言わせてよ』
他のさとみ君のファンらしき女子部員が歓声を上げる。
アイドルってこんな感じなのかも、と心の中で呟く
逆にイラついてきたわ
僕も来世あんな顔になりたい
にしても運動神経いいなぁ、と彼の試合を見て暫く経ってから気付く
来世では僕も運動神経抜群になれるかなぁ
いや、さとみ君がハイスペック過ぎるんだよ。おかしいだろ
常人を超越してるんだわあの方
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
この作品を読んで下さっている読者の皆様
少しの間お待たせしてしまって申し訳ありません。
諸事情でお話が更新できていませんでしたが
今日からまたお話を更新していきたいと思っております。
遅れましたが、合計1,776 hitとお気に入り登録24人ありがとうございます!
こんな拙い文章でも読んで下さる方がいてとてもありがたいです
これからもまた頑張って行くので応援よろしくお願い致します。
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やよい - かふぇらてさん» ありがとうございます!性別問わずに読んで頂けて、とても嬉しいです。更新頑張って増やしていきますね! (2022年2月3日 21時) (
レス) id: b48906a916 (このIDを非表示/違反報告)
かふぇらて - 性別女性ですがハマりました。更新頑張って下さい‼ (2022年2月3日 20時) (レス) @page45 id: fcca94614d (このIDを非表示/違反報告)
やよい - あまねさん» ありがとうございます!貴方様の理想の、目標の夢主君になれた様で良かったです。これからも更新頑張ります!。 (2022年2月3日 20時) (レス) id: b48906a916 (このIDを非表示/違反報告)
あまね - 友達との関係って、難しいですよね。その上、傷つけられて…。それでもくじけない夢主くんは、本当にカッコいい✨たまに可愛いケド(*´ω｀*)僕もこんな人になりたいなぁと思いました！更新ありがとうございます！ (2022年2月3日 19時) (レス) @page43 id: 85362d7a8a (このIDを非表示/違反報告)
やよい - ねねねさん» ありがとうございます!なるべく早めに更新出来る様に頑張りますね!。 (2022年2月1日 22時) (レス) id: b48906a916 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やよい | 作成日時：2022年1月5日 15時
