【REBORN!】俺の罪と座右の銘[俺の名は笹川了平]

罪と座右の銘26 強くなる ページ28

母｢でも、本当によかったわ

皆無事で…｣



優しく笑いながら言う母さん


彩弥｢はは、そうだな
恭弥、怪我はなかったか？｣


雲雀｢はい！｣


恭弥のお母さん、彩弥(ｱﾔ)さんは母さんとは真逆のタイプの女性でカッコイイ人だった


先程まで泣いていた京子は泣き疲れたのか、母さんの膝の上で眠ってしまった


恭一｢我々のせいで怖い思いをさせてしまってすまなかったな、了平くん｣


貴｢いや、結局助けてもらったし、俺たち怪我してないから｣


少し笑いながら答える俺


父｢本当に無事でよかった｣


俺と恭弥の頭に手をのせ言う父さん


母｢それじゃぁ、夕飯にしましょう！
折角の入学式だったんだから！｣


貴｢よっしゃ！恭弥、座ろうぜ！｣


恭弥の手を引き席に着く俺たち
もちろん、隣に座ったぜ


京子｢んぅ…？｣


貴｢あ！京子が起きた！｣


京子｢おにーちゃん？｣


貴｢おはよ、京子！
夕飯だって！ケーキだって！｣


さっきの事を思い出させない様に京子の好きなものの名前をあげる


京子｢ケーキ！食べる！(ｷﾗｷﾗ｣


嬉しそうに目をキラキラさせて笑う京子

よかった、大丈夫そうだ


父｢先にご飯食べたらな｣


京子｢うん！｣


母｢了平、ありがとう(微笑｣


優しく笑う母さん


貴｢うん(ﾆｺｯ｣


雲雀｢……君は…強いね｣


貴｢…え？｣


隣に黙って座っていた恭弥が突然発した言葉


雲雀｢僕も…強くなりたい…｣


料理を運ぶ両親を見つめ言う恭弥


貴｢…俺は強くないよ
ただ、守るのに必死なだけだ…

結局守れなかったし…(ﾎﾞｿ｣


きっと今回も父さん達が来てくれなかったらまた守れなかった

それに京子は現に大泣きしていた


貴｢よし、恭弥！一緒に強くなろうぜ！
大切なものを守れるように！｣


雲雀｢！ うん、いいよ
いつか君を抜かしてみせるからね








了平(微笑｣


貴｢！ 恭弥ー！(ｶﾞﾊﾞｯ｣


初めて名前を呼ばれた

今までずっと俺を茶髪や君、と呼んでいた恭弥

その嬉しさについ抱きついてしまった


雲雀｢ちょ、了平！重い！｣


貴｢いいじゃねぇか！たまには｣


京子｢あぁ！恭弥お兄ちゃんばっかりずるい！
京子も！｣


貴｢お！来い来い！｣


俺たちは父さん達に言われるまで、ずっと抱き合っていた


恭弥も珍しく、笑ってた

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