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鷹石の容赦無い言葉に「ん?」と思ったのも束の間。
いつもはその名に相応しい、太陽の様に爛々と輝く瞳はなりを潜め、段々と光を失っていく日向の双眼に菅原は焦りに焦った。
なんてこった。雲行きが怪しい所ではない。このままでは"最強の囮"までなりを潜めかねない。
鷹石の意図する所は理解できるが、如何せん小心者には適さない励まし方である。
何より彼女の性格からして巫山戯たわけでは当然なく、真面目に日向の緊張の緩和を試みただけだというのが恐ろしい。
日向のことなら部内で一番理解している筈なのに。
今のうちにそのズレた励まし方を自覚し、且つ治して貰わなければ、今後の試合での日向のコンディションにまで響きそうで菅原は尚のこと恐ろしかった。
「試合前になんて事言うんだよ!」
『えっ、いや…リラックスさせようと…』
「それ以前の問題だから!もっと言葉選んで!付き合い長いんだからわかるでしょ?!」
「オレなんて…どうせ…はは…」
「ほら見なさい!!」
『え、お前なんで落ち込んでんの??』
「なんで分かんないの?!」
驚愕を顕にする菅原の前で、鷹石は心底不思議そうに首を傾げる。
少し離れた場所で髪を結び直していた東峰が「(俺、絶対死ぬ…)」と鷹石が日向へ投げた言葉に顔を青くしていた。
「大丈夫か日向!!」
「翔陽!!気をしっかり持て!!」
「悪化してねーかコレ」
「鷹石さん軌道修正!戻してっ!メンタルケアしてっ!」
影山が指差す隣で、菅原はクルリと鷹石の体を日向の方へと戻す。
未だに何がいけなかったのか皆目見当もつかないが、とりあえず自分の言葉で日向が気落ちしてしまったことは理解した鷹石。
そのまま再度日向の前で膝を床に着ける。
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紅 - とっても面白いです!!続き楽しみにしてます! (2月20日 23時) (レス) @page27 id: 147f4e35b6 (このIDを非表示/違反報告)
シャノ(プロフ) - ひゃー!続編おめでとうございます!!ソーカ先生の作品大好きです!これからも頑張ってください! (2020年6月1日 19時) (レス) id: b2bfb3614c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ソーカ | 作成日時:2020年6月1日 14時