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「…いい。お友達なんていないもん…」
「…ぇ…」
焦凍の不貞腐れたような声音に、頭を撫でる手が止まる。
キュッと私の服を焦凍が握った。
「…みんな、僕のことあんまり好きじゃないんだよ…話すことも、お父さんの話ばっかりだし…」
「……」
「だから、いい！柊焔お姉ちゃんといられるなら幼稚園に行けなくていいもん！」
グリグリと焦凍の額が肩に擦り付けられる。
ポンポンと背中をあやす様に叩き、頭を撫でるのを再開した。
「…そっかぁ…私もしょーとといれてとっても嬉しいよ」
「ほんと？」
「もちろん」
「えへへ…お姉ちゃん大好き」
「私も大好きだよー、しょーと」
母の様子が変だ。
時折焦凍に対して怯えのような、怒りのような、とにかくあまり宜しくない視線を向ける。
「お母さん？」
「柊焔…どうしたの？」
「…お母さん、どこか痛いの？それとも悲しいの？」
「っ…なんでもないのよ柊焔…なんでもないの…」
そう言って私を抱きしめる母の腕は、僅かながら震えていた。
私はどうする事も出来ず、ただ彼女に身を委ねることしかできなかった。
Episode 03『父と、私の決意』→←Episode 02『個性と私の弟』
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ソーカ(プロフ) - サキさん» 初コメありがとうございます！(感涙)ソーカにはもったいないお言葉でございます<(_ _)>楽しんで頂けて幸いです(*´ω｀*)妄想が膨らみ次第の更新なので不定期になってしまいますが、今後ともよろしくお願い致します！ (2018年5月21日 21時) (
レス) id: ba8d561192 (このIDを非表示/違反報告)
サキ - はじめまして!題名からもう神ってるなと思い読んでみたら神な作品でした。これからも楽しく読んでいこうと思います!応援してますよ〜! (2018年5月21日 15時) (レス) id: 69ece300b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソーカ | 作成日時：2018年3月12日 10時
