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「大丈夫だよ、焦凍」
掌に触れる頬を撫で、指先で目尻を優しく拭う。
ギュッと胸元に抱きついてきた焦凍の髪を梳くように撫でると、首筋に顔を埋めた。
変だと思う。
結局私は焦凍の全てを受け入れている。
きっと、そんなのって、ない。
わかってる。ちゃんと。
「好き…柊焔姉ちゃん…ずっと一緒にいて。離れてかないで…」
「うん」
きっと私達は、同じ想いになることなく終わる。
傷ついて、終わる。
でも…だからこそ…
「私も、すき…」
コレが間違っているとは、思わない。
「焦凍が、だいすき」
嬉しいと、涙目で笑った焦凍からのキスを、今度は抵抗せずに受け入れた。
どうせ傷ついて終わるのなら、せめてその時が来るまでは…この子が少しでも、多くの幸せを感じられるようにしよう。
どんな些細な望みでも、私に抱いているのなら、ソレを叶えられるように。
私はこの子のために生きよう。
ココに生まれたのは、きっとそういうことなんだ。
前世ではたった18年。でも、その18年、私は幸せだった。
私のために、18年を使ってくれた家族。
彼らに私は、何の恩返しも出来なかった。
きっと神様が、私にチャンスをくれたんだ。
『お前も誰かのために生きなさい』と。
コレが直接的な恩返しには到底ならないけれど、それでも…
「今日、一緒に寝る？」
「え…いい、の？」
「ダメなら言わないよ」
「だって…最近、ずっとダメだって…」
「うん。でも、そのせいで焦凍がちゃんと寝れてない方がもっとダメだから」
「っ…」
「だから、いいの。私も、一人はさびしいから」
私が彼らから貰ったモノを、私もこの子にあげられたら。
と、そう、強く思うのだ。
続く (更新停止中)
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ソーカ(プロフ) - サキさん» 初コメありがとうございます！(感涙)ソーカにはもったいないお言葉でございます<(_ _)>楽しんで頂けて幸いです(*´ω｀*)妄想が膨らみ次第の更新なので不定期になってしまいますが、今後ともよろしくお願い致します！ (2018年5月21日 21時) (
レス) id: ba8d561192 (このIDを非表示/違反報告)
サキ - はじめまして!題名からもう神ってるなと思い読んでみたら神な作品でした。これからも楽しく読んでいこうと思います!応援してますよ〜! (2018年5月21日 15時) (レス) id: 69ece300b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソーカ | 作成日時：2018年3月12日 10時
