Episode 01『セカンドライフ、セカンドワールド。それとファミリー』 ページ2
「柊焔(ｼﾎ)お姉ちゃん！」
「焦凍、そんな大きな声ださないの。柊焔がビックリするでしょう」
「あ…ごめんなさい…柊焔お姉ちゃん」
あれから5年。
何故か私は生きている。
５歳児幼女として。
何故か、というのは言葉通り、私自身ちんぷんかんぷんというヤツだからだ。
あえて説明するならば、死んで、チョットした浮遊感のあと、もの凄い脱力感。
周りがヤケに騒がしかったが、本能に逆らうことなく私は深い深い眠りについた。
時折目を覚ますと、美人すぎる白髪の女の人が女神のように微笑んでいたり、
これまた愛らしい白髪赤メッシュの女の子が私の頬をつついていたりと、なかなか眼福癒しをありがたやーと思ってはたと気づく。
誰この人ら。
とゆーか、私は…
あの日、鏡を見た私の顔はなかなかクレイジーだったぜ…。
「大丈夫だよ、来てくれてありがとうしょーと」
私がなんやかんや、現状況に順応してから3年と少しを病院で生活していると、母が新顔を連れて来た。
それがこの子、轟焦凍である。
私が3歳、焦凍が1歳。
私が病院にいる間、母は私の写真やら動画やらを焦凍に見せて覚えさせたらしく、紹介されて焦凍は早々私に向かって「ねぇーね！」と天使の笑みを浮かべた。
見事冬美ちゃん宜しく心臓をぶち抜かれた私(当時精神21歳)は、あの日の笑顔を一生忘れることはないだろう。
あれから2年。
焦凍は3歳、私は5歳になった。
どうやらコッチの私も身体が弱いらしく、焦凍との初対面から一応退院許可が降りたものの、幼稚園には行けず、自宅療養が続いている。
覚えのある感覚と症状に、前世の私と同じ病気であろうと察する。
両親が余命宣告を受けたかどうかは定かではないが、まぁそれはいずれわかることだろう。
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ソーカ(プロフ) - サキさん» 初コメありがとうございます！(感涙)ソーカにはもったいないお言葉でございます<(_ _)>楽しんで頂けて幸いです(*´ω｀*)妄想が膨らみ次第の更新なので不定期になってしまいますが、今後ともよろしくお願い致します！ (2018年5月21日 21時) (
レス) id: ba8d561192 (このIDを非表示/違反報告)
サキ - はじめまして!題名からもう神ってるなと思い読んでみたら神な作品でした。これからも楽しく読んでいこうと思います!応援してますよ〜! (2018年5月21日 15時) (レス) id: 69ece300b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソーカ | 作成日時：2018年3月12日 10時
