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007輪目 white azalea ページ10

white azalea 〜拓飛side〜


あまりにも美しすぎる風景は、俺の心を自由にしてくれた。

今日、悲しかった事も辛かった事も苦しかった事も全て忘れてしまえるような解放感だった。

踏みしめる色とりどりの花1輪1輪がとても楽しそうで…正直羨ましかった。


拓「あ、ツツジだ。」


花に詳しくない俺でも、唯一ツツジという花だけは知っていた。

白いツツジを1輪だけ摘んで、また歩き始める。


?「〜♪」


ふと、小さな歌声が聞こえてきた。

だが、周りを見渡すもこの花畑にいるのは俺1人。


空耳…?


もう一度周りを見渡してみる。

すると小さな白い塊?が、なにやらモソモソと動いている。


サク…サク…


近づいて何なのか確かめることにした。

小動物…?


?「…?そこに誰かいるの?」


足音に気付いたのか、その白い塊が振り返る。


そして俺はその瞬間、本日2度目の言葉を失うという感覚にまたしても襲われるのだった。



……………………………………………………………………………………………………………………



白いツツジ

花言葉…初恋

誕生花…6/7

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設定タグ:小説 , 花言葉 , 博士   
作品ジャンル:泣ける話, オリジナル作品
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作者名:博士 | 作成日時:2019年12月8日 11時

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