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「翔さん、大丈夫ですか？」
「ダメだね。松潤に心配させちゃ」
無理に笑う櫻井を見て、松本の胸は痛んだ。
櫻井と一緒に部屋を出て行く松本を見ていた大野の顔は切ないものだった。そんな顔するなら、何故突き放すようなことを言うのか、松本には理解ができなかった。
「俺の前では無理…しなくてもいいんですよ？」
「ダメだよ松潤…、仕事中だからね…。説得力はないかもしれないけど、俺は大丈夫」
仕事があって良かった。櫻井の本音はそうだったが、もしも少しでも気が緩んでしまえば、崩れてしまうかもしれないとすら思っていた。
そんな櫻井の心を知ってか知らずか、松本は患者のベッドを回る合間合間に優しい言葉をかけ続けた。
「患者さんは特に状態変わってないし、アンギオの準備でもしようか」
いつもと変わらない櫻井の仕事っぷりに流石だと思いながら、松本は返事をし櫻井と2人でアンギオの準備へと取り掛かった。
その後も変わらず櫻井は仕事を進めていたが、昼食を誘うと
「看護師から頼まれた処方と指示を終わらせてからにするから、松潤は先に食べてきな」
そう言われて、手伝うと言おうかとも思ったが、その目には一人になりたいのだと言われているのではないかと思える意思を感じたため、その言葉に従うこととなった。
松本が久しぶりに食堂へ向かい、席を探していると
「松潤！翔ちゃんはどうしたの？」
相葉から声をかけられ、振り向くとそこには二宮も一緒にいたため、櫻井の様子を軽く説明し、一緒に昼食を食べることとなった。
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misho(プロフ) - はじめまして Ｓ君大好きmishoと申します。大事に・・も楽しく読ませて頂きましたがこちらも面白く読ませて頂いてます。設定や人物像が私好みでこの先ハッピーエンドなら最高です。これからも更新楽しみに待っています。 (2017年11月18日 7時) (
レス) id: 1ce8ea4b4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：璃舞 | 作成日時：2017年10月12日 21時
