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唇を離した瞬間まるで、ボンっと爆発音でもするように櫻井の顔が一瞬で赤くなったのを見て大野はふんわり笑った。そんな大野を見た櫻井は、尚更恥ずかしくて火でも出てしまうのではないかと思いながら、大野からソッと離れる。
「翔くん、どうして離れるの？」
「だって……、恥ずかしいし…」
何を当たり前の事を聞いているのだと思いながらも、やはり羞恥心が優ってしまい、櫻井はとうとう俯いてしまった。
そんな櫻井を再び抱きしめ
「翔くん可愛い」
と呟き、櫻井の心にとんでもない爆弾を優しく大野が落とした。
「大野さん…普段と随分違う気がするんですけど？」
櫻井は、いつもと様子の違う大野に対して、自然と敬語になってしまう。
「だって、今まではずっと我慢してたんだ。翔くんの為にって、だからその反動かな？もっともっと、翔くんを甘やかしたいし、自分の物だって言いたい気持ちだよ」
「大野さん…、そんな恥ずかしいこと考えてたんだ」
「そうだよ。言ったでしょ？翔くんが俺を好きになるよりも前からきっと、俺は翔くんが好きだって」
櫻井は赤くなりながらも、先ほどの告白が嘘ではないのだと実感して泣きそうになった。
「大野さん…あの………」
「待って翔くん。その、大野さんってやめない？」
突然の大野からの申し出に櫻井はコトンと首を傾げた。
「翔くんは俺と今までの関係でいいの？」
そう大野から言われても、櫻井はピンとこない。
「俺は翔くんと一緒にいたいし、付き合いたいと思ってるんだけど、翔くんは違うの？」
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misho(プロフ) - はじめまして Ｓ君大好きmishoと申します。大事に・・も楽しく読ませて頂きましたがこちらも面白く読ませて頂いてます。設定や人物像が私好みでこの先ハッピーエンドなら最高です。これからも更新楽しみに待っています。 (2017年11月18日 7時) (
レス) id: 1ce8ea4b4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：璃舞 | 作成日時：2017年10月12日 21時
