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翔太 side
俺も昔、孤児院に居た。
母子家庭だったが、5歳の頃に母親に捨てられ孤児院に来た
2年程そこで暮らしたがすぐに里親も決まり
孤児院を出たんだ
そこで仲良くしていたのが北斗ともう一人の女の子
女の子の名前は覚えていない
その理由も
里親の母に女として育てられたからだ
実の母には捨てられ、里親の母には女として育てられ
そんな事もあり、俺は女が嫌いになった
だから、その女の子の名前も忘れてしまったのかもしれない
でも、その女の子の事が、今も少し気になる
あの日、キャバクラに行った日に出会っていたのか、なんて思った
北斗も俺の顔なんか見てる暇もなく、Aの顔を見ていたから
病室に入り、名前を呼んだ
渡辺｢北斗、久しぶりだな｣
なんて声をかけても｢だれですか｣なんて顔をする北斗
渡辺｢お前と孤児院が一緒だった渡辺翔太だよ｣
松村｢は……???翔太くんなの……???｣
あぁ、覚えててくれたんだね。
松村｢なんで、翔太くんがいるの???｣
渡辺｢お前がキャバで暴れた日あるじゃん???あの時いた男だよ。A預かってる。｣
嘘なんてつきたくなかったから、全て偽りなく話した
あの日、Aと出会って北斗との喧嘩を見たから
そのまま連れて帰ってちゃんと面倒を見ていることも
松村｢えっと、Aって誰……???｣
田中｢さっき来てた女の子だよ。お前の元カノ。｣
そう言うと北斗は急に涙を流し始めた
松村｢嘘だ……なんも記憶ねぇもん……｣
そう言って顔を隠して唇をかみ締めてたくさんの大粒を零す
渡辺｢でも、これはホントの事だよ。｣
俺は、田中さんと北斗を落ち着かせる為にそばに居た
―――コンコンッ
『……入るね、』
と、Aが入ってきた
松村｢あの、本当に記憶なくて……ごめんなさい、｣
そう言って少し頭を下げて謝っていた
田中｢A、渡辺さんと同じ孤児院だったんだな。｣
なんて田中さんが言うから
『え……???』
渡辺｢は……???｣
時が止まったように顔を見合わせた
あー、そーゆー事か。
久しぶり、あの時の女の子って
Aだったんだね、
孤児院で2年間過ごしてたのにお互い覚えてないなんて
馬鹿みたいだね。
ねぇ、A???
お前が俺の初恋の人だって知ってる???
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つま(プロフ) - はじめまして。翔太くんのファンで一気によませていただきました。ここはぜひ、ハッピーエンドで終わらせてほしいです! (2022年4月27日 13時) (
レス) @page31 id: 2d2963fe2c (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 応援しています。 (2020年4月6日 17時) (レス) id: d502045974 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - こんにちは｡お話とっても好きです。私はストだと北斗君担、スノだと翔太君担なので、こういうお話をずっと探していました。とても良いお話で、感動して泣いてしまいました。｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡展開も3人が導かれているような運命的な方向にいって続きが楽しみです。 (2020年4月6日 17時) (レス) id: d502045974 (このIDを非表示/違反報告)
陽子(プロフ) - こんにちは！このお話めっちゃ好きで私のなかでのあの人がこうだったらいいなぁとか、そんな理想が詰め込まれた作品で好きです！(語彙力が無い)生徒会頑張ってください！ (2020年3月18日 7時) (レス) id: b280303fe6 (このIDを非表示/違反報告)
べべ(プロフ) - この小説めっちゃ好きなんです(泣)小さい頃に出会ってたのがしょっぴーってなった瞬間「ふぉぉおお！！」ってなりました笑 生徒会長頑張って下さいね！小説も生徒会長も応援してます！ (2020年3月18日 7時) (レス) id: 7a722df2d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海月 | 作成日時：2020年2月22日 23時
