Part10 ７人目は新一年生 (ページ33)

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477話　捨ててページ33

春樹「お嬢様これを」

ボトルを差し出した

春樹「いつもよりお疲れのようなので少し味を変えてみました」

貴方「！ありがとう」

瞬「木吉さん達はこちらを」

そう言って試合に出ていた他の４人にも出した

瞬「それぞれ味や成分を変えてあります

良かったら」

日向「お、おぉありがとうございます」

驚きながらもお礼を言ってボトルを受け取る

他の３人もボトルを受け取った

火神「黒子 A 頼みがあるんだ」

黒子・貴方「？」

火神「これ２人で捨ててきてくれねぇか？」

そう言って黒子の手に乗せたのは氷室とお揃いのリングのネックレスだった

黒子・貴方「え？」

２人は目を見開き、火神を見た

少しもリングに目をくれず、目の前を見つめる火神

黒子「良いんですか？」

貴方「後悔しないの？

これは氷室さんとの大切な思い出の…」

火神「良いんだ

持ってても俺には未練でしかねぇ

それにタツヤとの過去とお前らとの未来じゃどっちが大切かなんて決まったらぁ」

そう言って笑顔を２人に向けた

貴方・黒子「(ｺｸﾝｯ」

２人はゆっくりと頷き、黒子はネックレスを握り締めた

ブーーーーーッ

タイムアウトが終わり、試合が再開される

そして水戸部が下がって火神が出てきた

氷室「……」

火神は氷室の側に行き、２人は睨み合う

降旗「火神…」

河原「頼む」

ベンチに座る１年達は祈るように呟いた

黒子「大丈夫です」

小金井達「え？」

ベンチに座っていた全員が黒子を見た

黒子「火神くんはもう誰にも負けません

それにAだっているんですから」