Part12 マドンナはマフィア！？

治療 ページ49

全員「！！」








了平「な、何と…」





獄寺「中から…中から人が…！？」








みんなの目が一点に集中した



綱吉に殴られたモスカの中からは人が出てきた

縛られた状態で…








貴方「嘘…でしょ…っ」








Aの目から涙が流れた








綱吉「こ、この人…っ9代目…！？」








中から出てきた人間はイタリアにいるはずのボンゴレ9代目だった








XANXUS「……」








貴方「お、お爺様！！」








Aは慌てて駆け寄った








バジル「そんな…！何故ここに！？」








リボーンは救急箱を持って来た








綱吉「ど、どうなってんだ…？

モスカの中からなんで…」








貴方「お爺様 返事をしてください！」








リボーン「おい！しっかりしろ！」








9代目はピクリとも動かなかった








貴方「この兵器…

リボーン どう言う事？」








リボーン「聞いた事がある

イタリアの兵器をマフィアが買い取って研究していると


そしてその兵器がこのモスカだ

前に一度だけモスカの構造見た事がある



9代目はゴーラモスカの動力源にされてたみてぇだな」








貴方「私はそんな研究聞いてない！許可もしていないわ！」








リボーン「姫はこう言うのを嫌っているからな

気づかれないように極秘にしていたんだろう」








貴方「許さない…っ」








綱吉「9代目が動力源に…？

ど、どうして…？」








XANXUS「『どうして』じゃねぇだろ」








綱吉・貴方「！」








XANXUS「テメェが9代目を手にかけたんだ」








綱吉「あ、俺が…？」








XANXUSの言葉で絶望に満ちた目になった

Aとリボーンは9代目の体を縛るテープを取った








リボーン「ヤベェな 応急処置で何とかなる傷じゃねぇ」








綱吉「そんな…」








貴方「…私がします」








リボーン「しかし虹の炎での治療は…」








貴方「そうね ここまでの傷なら体力が大幅に削られる


けどお爺様を救うためよ

私は時間が経てば回復するわ」








リボーン「…姫 頼む」








貴方「えぇ」








Aはペンで9代目の側に魔法陣を書いた

そして魔法陣に手をかざした


9代目は虹のシールドに包まれた








貴方「……っ」








Aは虹の炎を込め続けた

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