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WN「……なぁ。今カメラ無いから聞くけどさ」
『うん』
WN「……お前、ジュニの事どう思ってんの」
『え、どしたの急に。好きだけど』
WN「……仲間として、だよな？」
『うん』
WN「……ああ、そう」
『聞いた割に興味無さげだね』
ゴロンと再び横になったウォヌ。
相変わらずのマイペースさには慣れたものだが、Aは若干苦笑い気味だ。
『……この間さ、ジフナにも聞かれたの。ジュニは？って』
WN「……へえ」
『あの時はなんの事かよく分からなかったけど、もしかしてそういうこと聞きたかったのかなー……』
WN「…………おい、真面目そうな雰囲気出しといて俺の腕触んな」
『いい筋肉丸出しにしてんのが悪い。なんだそのタンクトップ、見せつけてんのか？上腕フェチの私に。触らせろ？』
WN「もう触ってんだろ。おいやめろ触んな」
『チッ』
WN「舌打ちすんな」
ツンツンと上腕を突っついてくるAの手を、ガシッと掴むウォヌ。
Aはケッとつまらなそうに吐き捨てると、再びジュンの頭を撫で始めた。
WN「……付き合うとか、ねえの？」
『あはは、何言ってんの。そもそもダメじゃない？』
WN「……別に俺は、プライベートは良いと思うけど」
『んー、私も別に恋愛反対派じゃないけどさ。でも、それとこれとは別』
ジュンを見つめる瞳も撫でる手も、酷く優しい。
しかしウォヌには、彼女の瞳にどこか寂しげ色が浮かんでいるようにしか思えない。
『私は、人を "信じられる" ようになっただけで及第点だし。だからその先にはもう行けないよ』
むくり、とウォヌが再び起き上がった。
WN「……お前、まだそんなこと言ってんの」
『……まだって……変われないよ、そう簡単に』
WN「……ジュニは、違うだろ。ジュニは、」
『ウォヌや』
何かを言いかけたウォヌの口に、Aは人差し指を当てて塞いだ。
その行動に、ウォヌは何かに気づいたように軽く眉を顰める。
WN「……お前、」
『……酷い女だよね、私』
"勘が鋭く知らないフリが上手い"
今になって、あの診断の内容がウォヌの頭に浮かぶ。
彼女は、全て知っているのだと。
ジュンがAを好いていることも、ずっとAを待っていることも。
全てを知った上で、ジュンの隣にいるのだと。
気づけないほどウォヌは鈍くはない。
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来栖(プロフ) - xiuloveさん» xiuloveさん、ありがとうございます！そこまで言っていただけるなんて…凄く嬉しいです😭 かなり長いシリーズになっておりますが、どうぞよろしくお願いします☺️ (7月26日 20時) (
レス) id: 3b73c7ec64 (このIDを非表示/違反報告)
xiulove(プロフ) - こんにちは。セブチにはまり…読み始めました。電車の中で読むのは危険と思うぐらい爆笑し楽しみで、辛いと思う日々のなかで出会えた奇跡に感謝します。これからも読み進めて行こうと思います。 (7月26日 16時) (レス) @page44 id: 24655dc51b (このIDを非表示/違反報告)
来栖(プロフ) - 名無し34367号さん» 返信遅くなってすみません！ありがとうございます！凄く嬉しいです〜！😭 (2022年5月23日 22時) (レス) id: 3b73c7ec64 (このIDを非表示/違反報告)
名無し34367号(プロフ) - 毎回面白すぎて死んでは生き返るの繰り返しですwwwwww私の毎日の生きる糧をありがとうございます😭✨ (2022年5月16日 23時) (レス) @page23 id: 4fcaf032c7 (このIDを非表示/違反報告)
来栖(プロフ) - 理衣さん» うわああ嬉しいですありがとうございます😭更新頑張ります💪 (2022年5月3日 13時) (レス) id: 3b73c7ec64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来栖
| 作成日時：2022年5月2日 14時
