No.52 Ain't no mountain high enough ページ45
(your side)
JH「うん、やっぱり俺の見立ては間違ってなかった。よく似合ってる、最高。天才的に美しいし可愛い。俺の妹万歳、世界万歳」
『怖いて』
12月、最初の週の土曜日。
いよいよ今日は教会コンサート本番の日だ。
本番前から兄の糖度高めのセリフを摂取してしまい、なんだか頭が痛い。
というのも今日の私の服は、兄が買ってくれたものなんだ。
教会コンサートだからきっちりめの服装が良いだろうということで、男性陣はスーツ。
私もみんなに合わせてスーツにしようと思ったら、いきなり兄が買ってきたこの服。
一昨日にこの服を持って颯爽と現れた。
比較的フォーマルだけど堅すぎない、黒いワンピースだ (どこで買ってきたんだろう…)。
せっかくなので着てきたら、それはもう舞い上がって喜んでた兄。
もう手に負えないので放っておこう。
JS「Aちゃん、その服素敵だね。すごく似合うよ」
『ありがとうございます。兄が買ってきてくれたんです』
JS「そうだったの？やっぱりジョンハニはセンスいいなー」
『オッパもスーツ素敵ですよ』
「ありがとう」と優しく笑うジスオッパのスーツ姿は、今日初めて見る。
黒がよく映えていて、スタイリッシュでかっこいい。
ジフンもソクミンも、そして兄のスーツ姿も初めて見るけれど。
みんな大人になったんだなぁ、となぜかしみじみしてしまう。
WZ「あと15分くらいか」
『うん。……っていうか、私たちのユニット名って「ハッピーウイルス」だったんだね』
WZ「お前じゃん」
DK「えへへ」
可愛らしいプログラムに書かれた名前は「ハッピーウイルス」。
ソクミンの二つ名みたいなものだったはずだ、響きが懐かしい。
DK「お客さんにたくさんハッピー分けてきてねって、俺の姉さんに言われたんだ〜」
今日もぺか〜っと笑うソクミンは相変わらず太陽みたいな優しい笑顔。
伊達にハッピーウイルスの異名を持っていない。
いいユニット名だと思う。
メロディーに乗せてポジティブなパワーを届けたいし、結構ぴったりな名前なんじゃないだろうか。
さて、そろそろ控え場所のステージ脇に行く時間だ。
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来栖(プロフ) - miyukicheeseさん» miyukicheeseさん、ありがとうございます！とても励みになります😭 更新頻度にムラがあると思いますが頑張りますので、最後まで見守っていただけたら嬉しいです☺️ (2023年3月8日 22時) (
レス) id: 3b73c7ec64 (このIDを非表示/違反報告)
miyukicheese(プロフ) - いつも楽しんで読ませていただいてます！続きが、続きが！！とても気になります！お体に気をつけてお過ごしください🍀*゜更新楽しみにしてます！ (2023年3月8日 11時) (レス) @page20 id: f1f2a97f56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来栖
| 作成日時：2023年2月9日 18時
