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その瞬間、
HY「……ひっ、！！？」
手から封筒が滑り落ちる。
バサバサッと中身が床に散らばった。
MG「わっ、ヌナ？どうしたの、大丈夫？」
……なんで。
なんで、こんなことに。
MG「……えっ？なに、これ？Aヌナの……」
封筒に入っていた物。
それは、大量のAの写真だった。
それも、ただの写真ではない。
明らかに盗撮されているようなものばかり。
大学へ向かう様子のA、夜道を歩くA、スーパーで野菜を買うA、図書館で勉強するA、大学祭のステージで歌うA…。
なに、これ。
なんなの。
なんで、Aの写真が。
HY「……っ、！！！」
MG「……ヌナ？」
そうか。ああ、やっとわかった。
心の奥底に残っていた蟠りが全て解けた。
まるでラムネ瓶の中のビー玉のように、ずっと引っかかっていたこと。
聞いたことがあるようで、だけど思い出せなかったストーカー男の声。
ああ、もう。私は大バカだ。
なんであの時、すぐに気づかなかったんだろう。
どうしよう。どうしよう。
バクバクと心拍数が上がる。
HY「ミンギュっ、やばいどうしよう！！」
MG「ヌナ、落ち着いて。どうしたの？何か知ってるの？」
あの男の声。
Aに暴力を奮っていた元彼の、ソン･ジュウォンそっくりじゃないか。
聞きたいことが山ほどある、アイツはそう言っていた。
Aのことを聞き出そうとして、私をストーキングしていた？
この写真も全部、絶対にアイツの仕業だ。
宛名は書かれていないけど、なぜかその確信があった。
もし、この推測が正しいのなら。
HY「私じゃなかったんだ……」
MG「え？」
HY「アイツの狙いは私じゃない、きっとAだったんだよ！」
MG「えっ、それ確かなの！？」
最初からそうだったんだ。
あの時、アイツに三股を掛けられていたA。
それにブチ切れたジョンハニオッパが、アイツを一発殴った。
だけどその矛先はAに向き、あの最低野郎は腹いせにAに暴力を奮うようになった。
Aは何も言ってくれなかったし助けも求めなかったけど、あの子の体中にできた痣がその証拠だった。
すぐに私はジョンハニオッパに助けを求めて、学校にも連絡した。
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来栖(プロフ) - miyukicheeseさん» miyukicheeseさん、ありがとうございます！とても励みになります😭 更新頻度にムラがあると思いますが頑張りますので、最後まで見守っていただけたら嬉しいです☺️ (2023年3月8日 22時) (
レス) id: 3b73c7ec64 (このIDを非表示/違反報告)
miyukicheese(プロフ) - いつも楽しんで読ませていただいてます！続きが、続きが！！とても気になります！お体に気をつけてお過ごしください🍀*゜更新楽しみにしてます！ (2023年3月8日 11時) (レス) @page20 id: f1f2a97f56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来栖
| 作成日時：2023年2月9日 18時
