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『それより何事？捻挫って…』
JS「転んだんだって」
『転んだ？』
WN「そしたら走ってきた自転車に運悪く突っ込んじゃって轢かれた」
『うわ……』
聞いているだけで痛々しい。
まさか昨日の夜、別れた後そんな事に巻き込まれていたなんて。
どうりでカトクの返信が来ないわけだ。
捻挫だけで済んだのが不幸中の幸いか。
WN「にしても相手の自転車の人には悪いことしたわ、俺が突っ込んで行ったようなもんだし」
『呼んでくれればすぐ行ったのに…』
WN「……いや、なんかさ。危ないかなって」
『なにが？』
WN「……いや、あのさ、」
WN「なんかあの時、後ろから急に突き飛ばされて転んだんだよね」
『突き飛ばされた…？』
言いづらそうに口を開いたウォヌに、思わず眉を顰める。
ジスオッパも少し険しい表情になっていた。
WN「っていうかほぼタックルだったよ、背中に」
JS「顔は見えなかった？」
WN「暗くて何も。しかもそのあと俺轢かれたし。凄い勢いで走って行ったのは見えたよ、だから逃げられてさ。警察も今捜索中だって」
『……』
WN「あんな奴が彷徨いてる状況だったからさ、お前呼ぶわけにもいかないだろ。何あるかわかんないし」
『……そっか。ありがとう』
JS「……なんだか物騒だね」
……全部偶然、なのかな。
最近身の回りで起きている、不可解な出来事。
いやいや、まさか。
そんなミステリー小説やドラマじゃあるまいし。
WN「ってなわけでごめん、足治るまでちょっとバイト休むわ」
『うん、お大事にね』
WN「帰りとか1人で大丈夫？」
JS「あ、俺迎えに行こうか？」
『いえいえ、大丈夫ですよ』
JS「そう…？遠慮しないで、何かあったら連絡してね。すぐ行くから」
『はい、ありがとうございます』
さすがにいちいち迎えに来てもらうのは申し訳ないし。
今までだってウォヌとシフトが被っていない日は1人で帰っていたんだから。
WN「あ、ジョンハニヒョン達そろそろ着くって。ケーキ買ってきてくれたってさ、食べて行かない？」
『食べたい』
JS「俺も食べたいな」
ああ、最近ケーキ食べすぎて太りそう。
でも滅多に食べられるものでもないし、食べられる時に食べとかなきゃ。
貰えるもんは貰っとく、食えるもんは食っとく。
基本的に私はそのスタンスで生きているから。
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来栖(プロフ) - miyukicheeseさん» miyukicheeseさん、ありがとうございます！とても励みになります😭 更新頻度にムラがあると思いますが頑張りますので、最後まで見守っていただけたら嬉しいです☺️ (2023年3月8日 22時) (
レス) id: 3b73c7ec64 (このIDを非表示/違反報告)
miyukicheese(プロフ) - いつも楽しんで読ませていただいてます！続きが、続きが！！とても気になります！お体に気をつけてお過ごしください🍀*゜更新楽しみにしてます！ (2023年3月8日 11時) (レス) @page20 id: f1f2a97f56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来栖
| 作成日時：2023年2月9日 18時
