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『なんだ、そんなことか』
WN「いや、そんなことってお前さ……なんか馬鹿みたいじゃん俺、変に緊張してさ……」
『え、緊張?なんで?』
WN「……別に知らなくていいよ」



え、ここまで言っておいて…?
まあ、いいならいいけれども。



『それよりどこ行くの?』
WN「脱出ゲーム」
『おお、私行ったことないや』
WN「いや、俺もないんだけどさ。今俺のやってるゲームとコラボしてて」
『ほぉ』
WN「入場特典でレア武器貰えるんだよね。でもそれが2種類あるのに1人1個まででさ」
『え、珍し』
WN「でしょ。フレンド同士で武器トレードできるから図鑑登録だけしたいんだけど、ほとんどログイン100日前になってる奴ばっかりでさ。周りにもやってる人いないしマジ死活問題なんだよね」
『……ああ、つまり私もそれをダウンロードしろと』
WN「そゆこと。ちなみに報酬は駅前のカフェのチーズケーキでどうですか」
『やりましょう』



別にチーズケーキにつられたわけじゃない、決して。
新しいゲーム始めるのにはもう抵抗がないだけだから。

スマホゲームだから、忘れないうちにパパッとその場でダウンロードした。



WN「ありがと。来月の下旬までやってるらしいんだけど、いつ行ける?」
『んー、そうね……コンサート終わってからでもいい?割と毎日練習入ってて』
WN「あ、そうだよな。いいよ」
『ありがと。レベル上げとく』
WN「無理しなくていいよ、レベル低くても特典貰えるし」
『いや、なんか入れたからにはやらないと気が済まない』
WN「さすが」



以前ストーカー被害に遭ってから、ウォヌはバイト終わりに必ず私を家まで送ってくれるようになった。
私の家がちょうど通り道にあるのもあるんだろうけど。

いつもマンションの前まで来てくれて、「じゃ、また」とか「気をつけてね」って簡単に挨拶して帰るのがお決まりになってた。


だから、今日もそうだと思ってた。



WN「……なんか、結構楽しみ」
『え?』
WN「お前と出かけんの」



今日のウォヌは、いつもとちょっと違う気がする。
彼がそういうことを言うのはなんだか意外だったからかもしれない。


・→←No.42 くすぐったい秋の風



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来栖(プロフ) - miyukicheeseさん» miyukicheeseさん、ありがとうございます!とても励みになります😭 更新頻度にムラがあると思いますが頑張りますので、最後まで見守っていただけたら嬉しいです☺️ (2023年3月8日 22時) (レス) id: 3b73c7ec64 (このIDを非表示/違反報告)
miyukicheese(プロフ) - いつも楽しんで読ませていただいてます!続きが、続きが!!とても気になります!お体に気をつけてお過ごしください🍀*゜更新楽しみにしてます! (2023年3月8日 11時) (レス) @page20 id: f1f2a97f56 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:来栖 | 作成日時:2023年2月9日 18時

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