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JS「こんばんは、急にごめんね」
玄関先でふわりと優しく笑うジスオッパ。
肌寒くなってきたからか、最近オッパはよくセーターを着ている。
すごく似合ってると思う。
『いえ、全然大丈夫ですよ。ゆっくりしていってください』
JS「ありがとう。いい匂いするね、麻婆豆腐？」
『はい、兄が駄々こn……リクエストで』
JS「あはは、ハニは麻婆豆腐好きだもんね」
お邪魔します、と礼儀正しく上がるオッパ。
彼の大きな背中を見ると、ふとあの日のことを思い出す。
ステージを終えて安心したせいか涙が止まらなくて、そんな私をオッパはずっと抱きしめてくれていた。
あの時はそれどころじゃなかったから気づかなかったけれど、考えてみれば恋人でも何でもない男の人に抱きしめてもらったわけで。
その日は家に帰ってきてから思い出してしまって、なぜか心臓が爆発しそうなくらいにバクバクと飛び跳ねていた。
タイムラグがすごい。
それだけでは収まらず、明日からどんな顔して会えばいいんだろう、なんてベッドの中で柄にもなく悩んだ。
だけどその翌日にたまたま会ったジスオッパは、拍子抜けしてしまうくらいいつも通りだった。
いつも通りに私に声をかけてくれて、そこからまた私のステージを褒めてくれて。
だけどそこに、あの時の話は一切出てこなかった。
だからいつも通りでいいんだってちょっと安心したけれど……。
あの時、若干感じたモヤモヤとした感情はなんだったんだろうって、未だに考える時がある。
JS「……Aちゃん？大丈夫？」
『……あっ、すみません。なんですか？』
JS「ハニが呼んでるよ」
JH「A〜」
『あ、はい』
JH「お前これ全部食べるの？なんか全員分すごい山盛りのご飯になっちゃったんだけど」
『いやなんで3合全部食べようとしてるんですか、それ冷凍する分ですよ』
JH「あっ、そういうことか。ごめんごめん」
JS「あはは、なんか漫画に出てきそうな量だね」
JH「ウジじゃないから1人1合は無理だよ俺」
……ちょっと気になるけれど、まあいいか。
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来栖(プロフ) - miyukicheeseさん» miyukicheeseさん、ありがとうございます！とても励みになります😭 更新頻度にムラがあると思いますが頑張りますので、最後まで見守っていただけたら嬉しいです☺️ (2023年3月8日 22時) (
レス) id: 3b73c7ec64 (このIDを非表示/違反報告)
miyukicheese(プロフ) - いつも楽しんで読ませていただいてます！続きが、続きが！！とても気になります！お体に気をつけてお過ごしください🍀*゜更新楽しみにしてます！ (2023年3月8日 11時) (レス) @page20 id: f1f2a97f56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来栖
| 作成日時：2023年2月9日 18時
