･ ページ20
『……じゃあ、すみません。ご馳走になります』
JS「うん。美味しかったね〜」
『すごく。ありがとうございます、ご馳走様です』
今日はお言葉に甘えることにした。
ありがたい。
取り出しかけたお財布をバッグにしまって……あれ？
『また…？』
JS「ん？どうかしたの？」
『……ハンカチが無くなってて。朝たしかに入れたはずなんですけど』
JS「ハンカチ？」
『……実は、一昨日も無くしたんです』
JS「どこかに置いてきちゃったのかな？」
『そう、なんですかね…？』
朝、バッグに入れた記憶はちゃんとある。
ズボラな私だけどこれは中学の時からの習慣だ。
そしてハンカチは基本的にトイレの後以外ではほとんど使わない。
手を拭いてからはすぐにバッグにしまう癖が付いているし、置き忘れた記憶はないのだけれども…。
だけど、置き忘れ以外ありえないか。
『……あ、すみません時間取っちゃって。やっぱり大丈夫です』
JS「そう？」
『はい。あの、スーパー寄りたいんですけどいいですか？』
JS「うん、もちろん。俺も夕飯買わなきゃ」
ガトーショコラはありがたくご馳走になって、茜色に染まり始めた帰り道をのんびりと歩いた。
あとでハンカチ買いに行かなきゃ。
さて、夕飯は何にしようかな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1416人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
来栖(プロフ) - miyukicheeseさん» miyukicheeseさん、ありがとうございます！とても励みになります😭 更新頻度にムラがあると思いますが頑張りますので、最後まで見守っていただけたら嬉しいです☺️ (2023年3月8日 22時) (
レス) id: 3b73c7ec64 (このIDを非表示/違反報告)
miyukicheese(プロフ) - いつも楽しんで読ませていただいてます！続きが、続きが！！とても気になります！お体に気をつけてお過ごしください🍀*゜更新楽しみにしてます！ (2023年3月8日 11時) (レス) @page20 id: f1f2a97f56 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：来栖
| 作成日時：2023年2月9日 18時
