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JS「あ、そういえばさ。昨日びっくりしたことがあったんだけど……」
『なんですか？』
JS「Aちゃんのお友達の……ハユンさん？ミンギュと付き合ってたの？」
『えっ？』
ハユンとミンギュ？
意外すぎる組み合わせに素っ頓狂な声が出る。
『なんでですか？』
JS「一緒に歩いてるの見かけたんだよね、昨日も一昨日も」
『へえ……』
私は何も聞いてないけど…。
ハユンとミンギュ、か。
……いやいやいや、ないないない。
さすがにそれはない。
『あの2人、昔から顔を合わせる度に喧嘩してるんです。って言ってもいつもハユンが威嚇してミンギュが怯えてるんですけど。犬猿の仲というか水と油というか……』
JS「俺もそうだと思ってた。だから見間違いかと思ったんだけど…ハユンさんはともかく、さすがにミンギュは間違えないし」
『デカくてわかりやすいですもんね』
JS「うん。だからちょっと意外でびっくりしちゃった」
周りよりもずば抜けて背の高いミンギュはどこにいても見つけられるし、顔立ちも整っているから外を歩けば本当に目立つ。
オッパが見間違えるとは考えにくい。
JS「……ビジネス不仲？」
『いやいやまさか。あの2人、感情先行型なのでそういうのはできない気がします』
JS「あはは、なんかわかる気がする。2人とも表裏無さそうだもんね」
気になるところではあるけれど…。
「やかまし情報屋」というあだ名が付くくらいに明るくて、フレンドリーなハユン。
だけどあの子は意外にも、自身に余計な干渉をされることを酷く嫌う。
伊達に4年も一緒にいない。
私が足を踏み入れてはいけないラインは分かっているつもりだ。
ハユンが何も言ってこないのなら、それは何も聞くなということ。
ここは何も知らないことにするのが一番だ。
JS「じゃ、そろそろ帰ろうか？」
『はい』
JS「あ、いいよいいよ、俺払うから」
『え、でも、』
JS「払わせて？俺が連れて来ちゃったようなものだし」
バッグからお財布を取り出そうとしたら止められた。
さすがに申し訳ないから断ろうとすると、優しい笑顔でまた止められる。
……これは多分、私が引いた方が良さそう。
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来栖(プロフ) - miyukicheeseさん» miyukicheeseさん、ありがとうございます！とても励みになります😭 更新頻度にムラがあると思いますが頑張りますので、最後まで見守っていただけたら嬉しいです☺️ (2023年3月8日 22時) (
レス) id: 3b73c7ec64 (このIDを非表示/違反報告)
miyukicheese(プロフ) - いつも楽しんで読ませていただいてます！続きが、続きが！！とても気になります！お体に気をつけてお過ごしください🍀*゜更新楽しみにしてます！ (2023年3月8日 11時) (レス) @page20 id: f1f2a97f56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来栖
| 作成日時：2023年2月9日 18時
