屑と俺。【男主】【d！】 (ページ2)

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数日たった日、やけに俺の周りがよそよそしい。
メイド達は俺の方を見て何やらコソコソと話している。

それも気にせず、一人で先のないこの家を歩き続けるんだ。

その夜だった。

｢＿＿＿＿＿そんな目であたしを見るな！！！！｣

頬に鋭い衝撃が走る。

｢アンタなんて、アンタなんて居なきゃ良かったのに……っ！｣

知らんわそんなん。
お前らが勝手に作ったんだろ？
何俺のせいにしとるんやこの女は

｢大体、貴方がいけないのよ！！産みたくもない子供産ませて！｣

｢私のせいにするな！！！顔しか取り柄のないアマが偉そうに言うな＿＿＿＿！！｣

五月蝿い。
黙れ
俺だって生まれたくなかったわ。
こんなクソみたいな所に生まれて、クソみたいに育てられて。

死んでしまえ。
俺もろとも。

何もかも無くなればいい

もう静かにしてくれ。

痣になった頬もそのままにベッドに飛び込んだ。
この家の空気を吸うのも嫌だ。
早く消えたかった。
生まれたことをなかったことにしたかった。

でも、その願いは叶わない。

｢消えたいわぁホンマ＿＿＿、｣

流す涙もなかった。
乾いた目に映るのは愛に飢えた感情だけ。

だから、毎晩信じてもないカミサマとやらに頼むんだ。

＿＿＿＿＿＿殺してくれ、

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿