episode_seven ページ7
A side
α国の後衛兵士は全て殺した。
爆弾を置く意味も無くなった。早い所、ここから去ろう。
そうして俺は、また歩き出した。
総統の元へ帰ってくると、鼻を鳴らしただけで特に何も言わなかった。
戦況は、数時間もするとこちら側が押していた。
α国は兵力が減少し、あとは城を攻めるだけ＿＿＿だったが、α国がその前に白旗を上げて降参した。
｢降参？この俺が許すわけが無いだろう。α国の総統をここに呼べ。｣
｢了解しました｣
嗚呼、きっと殺される。
目の前のこの男に無様に殺られてしまう。
本当に
本当に不快だ。
大して力も持ってないクソジジイが、総統という地位に立っているだけで思い上がる。
まあ、助けようとは思わない。
俺が生かすのは、生きる価値がある奴だけだ。
｢＿＿＿連れて来ました。｣
必死に抵抗するα国の総統を引きずりながら連れてきた。
男は泣きながら、嗚咽を漏らしていた。
｢嫌だ、死にたくない｣｢まだ、生かしてくれ｣
暴れまくるその男の腕を折った。
部屋中に悲鳴が轟く。
総統はうるさそうに男を見下ろした
そして、銃を出した。
｢＿＿＿＿＿＿死ね。｣
男は呆気なく死んだ。
｢すぐに片付けろ。｣
｢はい。｣
男の死体を出来るだけ血が出ないように抱え、森に埋めるように他の兵士に伝えた。
血は清掃員が片付けてくれるだろう。
書類を終わらせよう
今日はきっと、徹夜だな。
？？？ side
ut｢＿＿＿痛……｣
医務室か？
ああ、そうか。
ショッピが運んでくれたんやな。
重たい身体をゆっくりと起こす。
どうやら数日眠っていたらしい。
ut｢それにしても＿＿＿｣
あの男はホンマになんやったんやろう。
α国の兵士な訳が無いよな。
考えれば考えるほど頭が痛くなる
でも俺、まだ生きとるんやな。
ホンマ、死ぬかと思ったわ。
sn｢＿＿＿大先生！！｣
目の前のペ神は焦りまくって手に持っていた医療器具をバラバラと床に落とした。
ut｢あ、ペ神。｣
sn｢三日も眠っとったんやぞ！瀕死の状態で帰って来るし、ショッピ君のあんな焦った顔初めて見たわ。｣
ut｢ショッピに感謝やな。｣
sn｢とにかく、完治するまで動くのは禁止。俺はグルッペン呼んで来るから安静にしてて。｣
ut｢流石に動かへんよ……｣
＿＿＿
お気に入りホントにありがとう愛してる。
終わり
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若葉 - とても面白かったです!続きいつまでも楽しみに待っています！ (12月11日 22時) (
レス) id: 44eca164c0 (このIDを非表示/違反報告)
霜月(プロフ) - めっちゃ面白いです！これからの展開楽しみなんで体に気をつけながら頑張って下さい。 (2023年4月16日 14時) (レス) @page7 id: b2b7452f2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とある緑の生徒。 | 作成日時：2023年4月4日 15時
