番外編・右京の悪夢ーさようならー ページ45
この夜の夢は、あの悪とはどこか違っていた。見渡す限りの晴天、冷たい地面の上に敷いてある座布団に俺は座っている俺
そして、目の前の謎の人物と囲碁。目の前の人物は、すぐに誰だか分かった。いつも必ず俺と共に逃げ、サンデー毛利と呼ばれていた、緑色の甲冑を着ていたあの人間だった
だがこの時は、甲冑は身に着けておらず。薄い布で口元を隠していた
あちらも、ここが何処だが分かっていないようで、しきりに辺りを見回している。俺もつられて見回すが、これが夢であると思い出す
右京「あー、そのー、なんだ。囲碁、しねぇか？」
自分でも何故こう言ったかは分からない。ただ、自然と口が動いたのは分かる。謎の人物は、「ふん、仕方がない。目覚めるまで相手をしてやる」と
上から目線で承諾された。その上から目線な発言に、多少イラつきつつも、碁を盤上に並べてゆく
開始からすぐに、決着はついたも同然だった
最初は応戦できていたが、六手あたりから旗色が怪しくなり、今は完全に負けが確定している。それでも諦めずに、一手一手を慎重にうつ
無言でいるのが元来苦手な俺にとって、無言でいるのは辛く、俺から自然と話し始めた。一方的に
サンデー毛利は相槌をうつわけでもなく、ただだまって聞いていた
いよいよ話すことが無くなった時、サンデー毛利は口を開き。「我は間違っていたのだろうか」、と悩ましげな表情で言った
意味が分からず首を傾げると、サンデー毛利は続けて言った
「ある者に言われたのだ。アンタが死んでも思い出す奴は一人もいない、孤独ってのは死んだ後も続くんだ。永遠の孤独の底で泣いて後悔しやがれ、とな」
その言葉を言っているときの人間は、悲しそうな、辛い顔をする。その顔を見て思った、嗚呼、この人間は、自分を否定されて悲しいのだと
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新選組(プロフ) - ダメ人間さん» 面白いと言っていただけて、嬉しいです。これからも頑張らせていただきます (2015年5月1日 22時) (
レス) id: 188fe80e21 (このIDを非表示/違反報告)
ダメ人間 - 面白かったです！更新がんばってください(=^ェ^=) (2015年5月1日 22時) (レス) id: a4a1923c1c (このIDを非表示/違反報告)
琴ノ羽(プロフ) - 新選組さん» 応援してます〜！ (2015年3月19日 19時) (レス) id: 71d13df4a4 (このIDを非表示/違反報告)
新選組(プロフ) - 琴ノ羽さん» そう言っていただけて嬉しいです。更新、頑張らせていただきます (2015年3月19日 11時) (レス) id: 57df6a0ef0 (このIDを非表示/違反報告)
琴ノ羽(プロフ) - 千鶴ちゃん可愛すぎるぅ！更新楽しみにしてます！あたしの天使をなにとぞよろしくお願いします(*^▽^*) (2015年3月19日 6時) (レス) id: 71d13df4a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：新選組 x他1人 | 作成日時：2014年5月5日 13時
