じけんのはじまり ページ3
山姥切「先ほどからこの調子なんだ」
『う〜ん、確かにタッチパネルが何度やっても反応しない…』
出陣許可が下りれば開くはずなんだが…
『故障かな…政府に連絡しよう、お〜いこんのすけ〜』
鶴丸「……来ないな?」
『まさか鶴丸が仕掛けた罠にはまったか、惜しい奴をなくした…』
鶴丸「おいおい依頼したのは南海先生だぜ?」
肥前「おい先生…」
南海「いや僕じゃないからね?」
『しゃーなし、端末で直接政府に連絡を……』
白山「どうされたのですか?あるじさま」
『…圏外だ、政府と連絡が取れない』
五虎退「えっ?どういうことですか?」
『政府とのレイラインがつながってない、というか切断されている、どういう…』
ドンドンッ
門をたたく音だ、と同時に女性の声が聞こえる
「お願い!お願いですっ!たすけて、助けてください!誰かっ!」
『ッ門を開けろ!急げ!』
肥前「どうやって!?」
『手動に決まってんだろ全員で引っ張って開けんだよ!』
何とか全員で重たい門を開ける、開いたとたん駆け込むように女性が滑り込んできた
赤子を携え、血相を変えてこちらに掴みかかってくる、そして息を切らしながら懇願してくる
「お願いです!助けて、助けてください!」
『落ち着いて、大丈夫、此処は安全です、大丈夫です、助けます、なので落ち着いて。ゆっくり深呼吸してください。吸って、吐いて』
なんとか落ち着かせようと、一緒に深呼吸をする
だんだん息が落ち着いたが、怯えた様子は変わらず、また助けを請う
「お願いです、あの人を、夫を助けてください!私とこの子を助けるためにあの人が残ったんです、お願いです助けて!あの人を、……
…"鬼"から助けてください!」
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人形師(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります。応援してます!! (2019年10月8日 12時) (レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:人間無骨 | 作成日時:2019年9月7日 1時