すとぉりぃ拾 ページ11
眩しい朝日が差し込み、伏せた目を光らせる。
少しだけ開いた窓から吹き込む風が、ゆらゆらと白いカーテンを揺らした。
心地よい目覚めの誘いに、口角を上げながら体を起こす。
『んぁ〜、ふぁふ、良く寝た……』
よっこいしょ、とベッドから降りて、ハンガーに掛かった服を着る。
その服が制服じゃなかったのを見て、今日は休日なのだと気付いた。
いや別に曜日感覚狂ってるとか老化とからじゃないから！！
下着を履いて、靴下を履き、シャツに腕を通し、上着を着る。
あぁ、僕は基本寝る時裸なんだ。寝る時くらいはゆっくりしたいじゃん？
姿見で着た服のチェックをして、ベッドの掛け布団を直そうとすると、モゾモゾと何かが動いた。
『えっ』
鳴狐「ん……ふあ、」
いたのは鳴狐。いつの間に僕のベッドに忍び込んだんだろうか……
それにしても良く寝ているなぁ、
鳴狐「んぁ、あれ……？此処は……」
『あ、起きた？君は鳴狐、だよね？
僕はA、今日から君たちの面倒を見ることになったんだ。』
鳴狐「新しいご主人様……？」
コテン、と可愛らしく小首を傾げる。
胸を射抜かれた音がした……、ほら、バキューンって。
『えぇと、僕はご主人様じゃないよ。
君たちの主人は、もういないよ。』
鳴狐「いない……？もう、叩かれたりしないの？」
『そうだよ。もう大丈夫。これから君たちに被害を加える奴がいたら、僕が助けるよ。』
そう言うと、にへ、と笑って僕の腰に抱きついてきた。
すりすりと顔を擦り付けてくる愛らしい姿に、思わず頭を撫でた。
爺「お坊ちゃま、鳴狐様のお姿が見当たらないのですが、
お心当たりありますでしょうか？」
『ああ。鳴狐ならここに居るよ。
彼らの事を起こしに行ってくれたんでしょ？
僕も行ってくるから、食事の用意をしておいて』
爺「朝食はそろそろ出来上がります。
お着替えがお済みでしたら、彼らの部屋をお訪ねください。
ご用があればなんなりとお申し付けくださいませ。」
『わかったよ、』
爺の去っていく足音を聞いていると、ムスッとむくれた鳴狐が袖をクイ、と引っ張った。
『どうしたの？』
鳴狐「早く行こう……、お腹空いたし…」
『ふふ、そうだね。それじゃあ行こうか。おいで』
鳴狐「うん……っ」
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
ここの鳴狐よく喋るな〜って思ったそこの貴方！！
あれですよ、今までのストレスから、ですよ。←
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きつつき！(プロフ) - ナナさん» わぁ……！(歓喜)ありがとうございますありがとうございます！！最高だなんて勿体ないお言葉……！更新スピード頑張ってあげます！！ (2017年2月19日 17時) (
レス) id: e777c39756 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - 最高です！これからも更新頑張って下さい！心から応援しています！ (2017年2月19日 12時) (レス) id: 5830a60ae0 (このIDを非表示/違反報告)
きつつき！(プロフ) - アーモンドチョコさん» わぁあ〜っコメントありがとうございます！可愛くなってるかな？と心配だったのでそう言って頂けると嬉しいです！頑張ります♪ (2017年1月29日 1時) (レス) id: 45c1c781fa (このIDを非表示/違反報告)
アーモンドチョコ - とっても面白いですね！ 男士たち本当に可愛いです/// これからも頑張ってください！ (2017年1月29日 0時) (レス) id: 8f9fedbf93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きつつき！ | 作成日時：2017年1月5日 18時
