すとぉりぃ壱 ページ2
全く、本当につまらない。
僕の目の前で起こっている光景に、深い深いため息が出る。
「ちょっと、Aくんに近付かないで！」
「はあ？何言ってんの、Aくんは私の何だから！
この間だって、教科書、私のだけ持ってくれたんだから！」
正直言って、どうでもいい。
て言うか、僕は早く帰りたいだけなんだ。
僕の名前は、城之内A。
僕のお祖父様が起こした、城之内財閥の一人息子。
小さい時から英才教育を受け、基本何でも出来る。
別に自慢じゃない、って言っても、信じてくれないのだろうけど。
僕は将来を約束されてる。仕事場も、やることだって決まっていて、そのレールの上を歩いていくだけ。
でも反対に言えば、僕は自分の好きな事を出来ないし、やりたくてもやれない。
まあでも、僕は幸せだと思う。
こうやって恵まれた環境の中で過ごしてこれ、これからもきっと変わることがないのだろう。
結局、何が言いたいのかというと、僕に前で何やら僕を争っているこの２人は、僕のお金目当てなんだと思う。
『はあ･･･、お金なら自分で稼げばいいのに……』
「お前ってさ、鏡見たことあんのか？あいつらは金目当てじゃねぇよ。」
僕の前で頬杖を付くのは、親友であり幼馴染のカズ。
いつもアンパンを食べてるんだけど……あぁ、今日は購買のおばちゃん有給とってたんだっけ。
『カズ……、じゃあ何が目当てでこんな無駄な言い争いを？』
カズ「無駄なって………。お前さぁ、もう言っちゃうけど、てかいつも言ってるけどイケメンなんだぜ？
肌も白いし。」
『僕は気味が悪いと思うけどね。』
カズ「目も綺麗で大きいし」
『こんなくすんだ赤、綺麗だなんて思ったことないけどね。』
カズ「髪の毛もサラッサラ。」
『よく絡まるんだ。手入れが面倒なんだよ。』
カズ「…………………とまぁ、お前が嫌っている自分のところを、女どもは大好きなわけだよ。」
『なにそれ、僕ってば可哀想。』
そう言って、２人で笑い合う。
普段、クラスメイト程度の付き合いの人にはこんな馴れ馴れしくしないけど、カズは特別。
放課後を告げるチャイムなんてとっくの昔になり終わっているのに、この女子たちのせいで帰れないけど。
カズがいるなら、まぁ良しとしようか。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
さぁ、どうだったでしょうか？
こんな感じのAくん、付き合っていただけますかね……？
絶対この子の性格変わっていきますが、成長ということで！
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きつつき！(プロフ) - ナナさん» わぁ……！(歓喜)ありがとうございますありがとうございます！！最高だなんて勿体ないお言葉……！更新スピード頑張ってあげます！！ (2017年2月19日 17時) (
レス) id: e777c39756 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - 最高です！これからも更新頑張って下さい！心から応援しています！ (2017年2月19日 12時) (レス) id: 5830a60ae0 (このIDを非表示/違反報告)
きつつき！(プロフ) - アーモンドチョコさん» わぁあ〜っコメントありがとうございます！可愛くなってるかな？と心配だったのでそう言って頂けると嬉しいです！頑張ります♪ (2017年1月29日 1時) (レス) id: 45c1c781fa (このIDを非表示/違反報告)
アーモンドチョコ - とっても面白いですね！ 男士たち本当に可愛いです/// これからも頑張ってください！ (2017年1月29日 0時) (レス) id: 8f9fedbf93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きつつき！ | 作成日時：2017年1月5日 18時
