記録係5【アンナチュラル 】

急遽 ページ3

※オリジナル

『…さてと。どちらにせよ
引っ越し先に行かなきゃ。』

中「…おい、日本に残るんだろ。」

ぐいと腕を掴まれる。
…あれ？何か勘違いしてない？

『私、日本に残るよ？』

中「…は？」

え？何か勘違いしてないかな？
中堂さんは私を見て目を丸くする。

『…中堂さんに会わないために
家を変えるだけだったの…
あの、お父さんのところに帰るのは
1か月だけで…その…あああ…』

怒ってる…だんだん
下を向いて唇を噛んで…
震えてる中堂さん。
…あああ…勘違いしたのは貴方でしょう

中「どこだ。…引っ越し先どこだ！？」

『ええええ…！？そんな
怒らないでよ！』

がしっと肩を掴まれ
ガクガクと揺する中堂さん。
うえええ気持ち悪くなるよー。

『ちょっとUDIより遠くしたの…
UDIの皆とは会えないなって…
それに、みんなも…人を殺そうとした
私なんか…もう会いたく無いよね。』

中「神倉さんは退職届を
受理しなかった。
…その意味は分かるな？
必要とされてるんだ。Aも俺も。
だから、家が遠いと不便だろ。
…だから…俺の家に来い」

…ん？なんと？
きょとんとしていると

中「早くしろ！そのあとUDI行くぞ！」

『うわぁぁ！！はい！！』

と怒られる。
不動産屋にすぐに連絡をして
業者に引っ越し先を急いで変えてもらった。

なんか、流れで…私同居ですか。
てか、忙しいな。

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