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わあ ページ29

※オリジナル

系さんは何故か木林さんの
助手席に座る。
…なーんだ、ちょっと期待したのに。

木「おや、Aさんの
隣でなくていいんですか?」

中「…いい。早く出せ」

『すみません、お願いします。』

木「…超特急で帰ります?」

中「ゆっくりで頼む。」
『ゆっくりでお願いします』

怖い怖い。

木「おや、息もぴったり。
良いですねえ。」

________
しかし、木林さんが止まったのは
家ではなく、近くの海。

木「すみません、さっきから連絡が
何度も来てるみたいで…少し連絡して
よろしいですか?」

ポケットの中でずっと震えてて…と苦笑する木林さん。…仕事かな?大丈夫かな?

『大丈夫ですよ?ねえ、系さん。』

中「ああ、そこら辺にいる。
終わったら声をかけてくれ」

木「申し訳ありません」

頭を下げる木林さんを横目に
私たちは車から降りる。


堤防の上をゆっくり歩いた後、
すとん、と座る。

『もう、夕陽は沈んじゃったかー』

中「もう少し早く来れれば良かったな。」

『いや、その時間は仕事でしょ。』

中「…そうか。」

さっきから目を合わせてくれない。
なんだよーもー。

『系さん?』

中「なんだ。」

『嬉しかったよ。さっきの。
恥ずかしかったけど、そんなに
私の事考えてくれてたんだなあって』

中「…知られたくなかった。」

『なんでよー!嬉しいよ?』

中「…俺がイヤだったんだ。
…そんな、一日中1人の人間の事考えて
過ごしてるなんて…人によっちゃ
気持ち悪いと言われてもおかしくはない。」

『…すごいネガティブな…』

中「…今まで、そんな経験
無かったんだ…仕方ねぇだろ。」

『…今まで…って「…それ以上考えるな。」

そう言って、私の頭を押さえて
唇を合わせる。
ちゅっと音を立てて離れる唇。

『え…あの…』

中「なんだ。」

後ろから小学生…低学年だろうか
男の子達が「わあ」とこちらを見ていた。

『…ここ、外なんで…』

中「………悪い。帰るか。」

そう言って私の手を引いて少し小走りで
車を置いた場所まで行く系さん。
恥ずかしい…見られた。
うつむきながらも系さんについて行く。

…そういえば、木林さん遅いな。

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kurunacs(プロフ) - ゆずさん» 一気読みありがとうございます!本当オリジナルはいつもは変じゃないかな…大丈夫かなと思いながら作ってるのでコメントとても嬉しいです!とにかくゆず様のコメント全てありがたいです!更新頑張るのでまた見に来てください! (2018年4月10日 19時) (レス) id: dee2fda631 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - すごく面白くてシリーズ最初から一気に読みました!中堂さんカッコよくて、ミコトや六郎、東海林さんのキャラも本当にリアルでオリジナルの話の完成度の高さもすごくて!夢主も可愛くて!とにかく全て最高です!(笑)更新楽しみにしています(^^) (2018年4月10日 9時) (レス) id: d3a0e45493 (このIDを非表示/違反報告)
kurunacs(プロフ) - 真人さん» 知ってたよっ!に笑いました(^^) 子宝編はいつになるやら…お楽しみに!コメントありがとうございました! (2018年4月7日 18時) (レス) id: dee2fda631 (このIDを非表示/違反報告)
真人(プロフ) - 中堂さんイケ様すぎる。主人公も可愛いかよ!!知ってたよ!次は子宝でしょうか?← (2018年4月6日 12時) (レス) id: 8d65d64ce5 (このIDを非表示/違反報告)
kurunacs(プロフ) - 青龍 葵さん» 大丈夫です!多分コチラかなー?と思ってました!いつもありがとうございます! (2018年4月1日 19時) (レス) id: dee2fda631 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kurunacs | 作成日時:2018年3月18日 17時

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