記録係3【アンナチュラル 】

逃亡 ページ5

※オリジナル
バイト先に着けば

酒「あら、また来たのUDIカップル」
と、酒井さんにキョトンとされる。

『ち…！違わないか…』

ここで否定したらめんどくさい。
ちらりと中堂さんを見ると
何故だか満足顔。

『真山さん！二階堂さんに
連絡してください！
彼がこの事件関わってるかも！』

真「どういうことです！？
アイツは死亡推定時刻ここにいたんですよ？」

監視カメラの映像を見せる。
ミシン糸の説明をすると

酒「こいつら二階堂と
ずっとつるんでる奴ら…
よく、ここに来ては
二階堂とずっと話してんの…
この日も、酒を買ってずっと話してた」

『何を話してたか分かりますか？』

そこにヒントがあるかも。
それで分かれば…

酒「そういえば、
その日はやけに静かだったわ。
いつもならくだらない話で馬鹿騒ぎしてるのに」

中堂さんと顔を見合わす。
人に聞かれてはいけない内容。
だんだん繋がる。

真「すみません。二階堂に
連絡が取れなくなりました…」

中「クソ！遅かったか！」

しまった！逃げられた！？

『とりあえず、二階堂について
毛利さんに…「もうしたよー」夕子！」

急いでスマホを取り出すと
スマホをすっと後ろから取られる。
後ろを振り向けばミコトと夕子。

『流石だね…』

夕「でっしょー！A！
ここでできる女を見せとかなきゃ！」

と、真山さんを見る。
違う違うダメだって今そこじゃないって。

_＿＿
そのあと六郎くんも合流した。

「僕だけなんか
置いてけぼりじゃないですか」
と項垂れている。

『そんな事ないよ、
親戚の方たちの無罪を証明できたんだ。』

遺産相続問題は
相川さんが勝手につくった設定。

親戚の方たちはみんな
遺産についてごちゃごちゃ言ってることは
全くないし、
連絡をするのは「きちんとご飯食べてる？」
「何か大変なことはない？」と
心配の連絡だったようだ。

相川さんのスマホの留守電を
調べると本当にそのような
留守電ばかりだったという。

『なんで、そんな嘘を…』

六「分からないけど…とにかく
二階堂を探さなきゃ！！」

バイクに跨る六郎くんを見て
バイクで来れば楽だったのになーと
中堂さんを見る。

中「なんだ？」

言うのはやめておこう。

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