記録係3【アンナチュラル 】

マネージャー？ ページ40

※オリジナル

シャワーが終わり
中堂さんに貸してもらった
着替えを着てみるも

『わあ、ジャージなのに
ワンピースみたいになったー。
大きいーすごーい！！』

チビの私が中堂さんのジャージを
着るとワンピースのように
ぶかぶかだった。
おい、ズボン履けないぞ…

『しかし、下履かないのは寒いな。』

さっきの制服のスカートと
雑誌の付録で入っていたタイツで
なんとかするしかないか。

____

ペタペタと廊下を歩いて部屋に戻り
スカートとタイツを履く。
中堂さんは未だシャワー室のようだ。

『野球部のマネージャーとかにいそう』

と、笑って鏡を見る。
全国の野球部マネージャーの皆様
なんかすみません。

中「…っ！Aなんて格好してる！」

『あ、中堂さんお帰りなさーい。』

中「ズボン渡しただろ！」

シャワーから帰ってきた中堂さんが
ぎょっとしている。

『そこまで焦ることは無いでしょー。
ズボン大きすぎて履けなかったのー。
ジャージの下スカート履いてますよ。
見えないけど。ほら』

ぺらりとジャージをめくろうとすると
「やめろ！」と押さえられる。
むしろ、中堂さんがやめてー！押さえないで！

___
気まずくなったラボ内。
中堂さんはあれからこっちを見てくれない。

目の前に立っても、横に座っても
変顔しても、肩を叩いても。

『うう…悲しい。』

どうしたら反応してもらえるだろうか。

『中堂さーん…』

名前を呼んでも反応がなく俯いている。
なんか嫌だったのかな。
そうだ！さっきやってもらって安心したの！

ブランケットを手に取り
中堂さんの肩にかけてぎゅっと抱きしめてみる。

中「A、いい加減にしろ。」

『え。』

ばっと立ち上がる中堂さん。
私をソファの上に押し倒して
私の太腿をゆっくりと撫でる。

『え…ちょ…な、中堂さん』

中「こんなん我慢できるか。」

数回撫でた後、顔を近づけて舌を這わせる。

『…やっ…中堂さん…ちょ…まっ…んん』

タイツ越しに中堂さんの息がかかり
ドキドキする。

中「Aが悪い。」

と、お次は
ジャージのチャックを途中まで下ろす。

『いや…や…中堂さ…！』

鎖骨部分に吸い付いて
「ここなら見えないだろ」と笑う中堂さん。

すると、ラボ内の電話が鳴る。
た、助かった…！
しかし、中堂さんは止まる気配が無い。

『中堂さ…！
神倉さんだったらどうするんですか！』

神倉さんの名前を出すと
ほんの少し力が緩むのは知っている。

その隙を見て私は電話へ向かった。

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