記録係。【アンナチュラル 】

ふるふる ページ24

ミ「せーのっ！」

楽しそうにスマホをふるふるミコトさん。
可愛い…可愛すぎるよ。
なんでそんなに可愛いの？

六「あ、来ました。これで登録完了です。」

ミ「次！次はAちゃん！やろ！ふるふるしよ！」


『…！！しよう！ふるふるしよう！』

ぐう…天使かよ。


ミ「東海林もしよ！」


夕「いいよ！」


ミ「せーのっ！」




神「やけに楽しそうですねー」


六「あ、皆ふるふるを試しているんです。」


神「ああ…3人が無事で本当によかった！！！」


と、所長が六郎くんの肩をつかんで喜ぶ。
しかし、ぱっと真顔になって


神「楽しそうなとこすいません。三澄さん？」


ミ「はい！何でしょう！」


神「頼みたい事があるんですけど。」


ミ「頼みたいこと。」


神「この事件知ってます？」


ミ「…主婦ブロガー殺人事件ですか？」

すると、中堂さんが手招きしてるのが見えた。
んん？何か用でしょうか？
…あ、この前勝手にカップラーメン食べたのバレたか。

中「A…座れ」

『すみませんでした！！！』

中「…？」

キョトンとする中堂さん。あれ？違う？
とりあえず座るといつものぎゅーっ。
なんだ、私は抱き枕か。
私も落ち着くからいいけど！
その間にも話はすすんでいく。

神「そう。」

ミ「レシピブログをやっている桜小路しずくさんが刺殺体で発見されて、夫の桜小路要一さんが被告人で裁判中でしたよね。夫が妻に長い事虐げられていたことが、殺害の一因だとか。」


神「桜小路しずくさんの解剖を担当していた解剖医は引退して今は老人ホームなんです。だから、三澄さんに検察側の証人として出廷して欲しくて。」


ミ「Aちゃんは？」

神「聞きましたよ。でも…ねえ。」

と、中堂さんを見る所長。

ミ「な、なるほど…。だったら中堂さんに頼んだらどうですか？？法廷では、女性は不利ですよ。」

確かに、中堂さんならなんとかなりそう。


中「俺は他人の鑑定を信用しない。代理証人なんて死んでも御免だ。」

『あーもうーへりくつー中堂さんのへりくつー』

すると、膝をつねられた。痛い…

神「そもそもねー、中堂さんは出廷させられないの。」


ミ「…態度が悪いからですか？」


中「おい！！」


神「それもあるけど、中堂さん今、訴訟を抱えててね。」


『訴訟！？何をやらかしたんですか！？』


夕「え、誰に？」


神「坂本さんに。」


「「坂本さん？！」」


坂本さん、限界だったんだね。
よく頑張りました…。

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