後輩。 ページ42
分駐所へと帰ってくると
陣馬さんが夕飯の支度をしてくれていた。
陣馬「おう、帰ったか」
『ただいま404帰りました。』
陣馬「悪いが手ぇ空いてる奴はそこの片してくれ。飯ができても置く場所がない。」
『了解しました。』
志摩「A、俺も手伝う。」
陣馬「お前はこっちだ。」
志摩「…分かりましたよ…」
とりあえず机が使えるようにしなくては。
置いてあるものはどうしようか。
全て出して整理整頓するわけにはいかない。
『…にしても荷物多くない…?』
九重「ですね。」
『わ!九重さん!』
九重「なんでしょう?」
『び、びっくりした…です。』
九重「わざわざ敬語に変えなくとも…あなたの方が先輩じゃないですか。」
確かにそうなのだが、私よりしっかりした九重さんのほうがだいぶ先輩に見える。
『九重さん、しっかりしてるから…つい先輩に見えちゃうんですよね…』
九重「…そんなことないです。貴女のほうが経験豊富じゃないですか。だから、先輩に見えるだなんてやめてください。」
そう言って荷物を退かし始めた。
『…分かりました、九重さん
でも、敬語になってても怒らないでね。
これ、私の癖だから。』
九重「どういう癖ですか。」
クスリと笑う。
なんだ能面みたいな人かと思いきや
表情変わるんじゃないか。
陣馬「おーい、そろそろできるから話してないで終わらせろよー。」
九重「はい。」
『すみませんでしたー!急ぎますー!』
伊吹「そろそろ片付け終わったかなー…って、全然終わってねぇじゃん!」
そこで、片付けから逃げていた伊吹先輩がやって来る
伊吹「ったくー。俺がいないと全然ダメなんだからー。」
『そんなことないですよ。だってさっきだって犯人取り逃しちゃったじゃないですか。』
伊吹「あ!Aちゃんまだそれ言う!?
いっくら志摩に脅されてるからって許さないよ!」
帰りの車内で「Aちゃん、いつもよりいじわるだけどなんで?」と聞かれた。
そこに志摩さんが「こいつの弱み握ってるから」と笑って返したので志摩さんに脅されていると思っていた。
九重「相手に走り負けたという事ですか?」
伊吹「だー!!ちょっとセイセイセイ!九重くん!俺ちゃんと話したよね?話聞いてた?相手は1人じゃなかったの!暗かったし俺も走るのに夢中で気づかなかったけど角を曲がる度に別の奴にチェンジしてたっ!」
九重「ふーん、証拠は?」
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kurunacs(プロフ) - 真人さん» 真人様!?お久しぶりです!こちらも見に来ていただけたとは!すごく嬉しいです!更新速度は遅いですが、まだ更新中なのでよかったら見てくださいー!!すごい嬉しいっ!!!! (2020年11月30日 20時) (レス) id: dee2fda631 (このIDを非表示/違反報告)
真人(プロフ) - くっ!私とした事がっまさかお気に入り作者に登録し忘れていたとはっ!相変わらずキュンキュンします泣 良かった…更新あって良かったです泣 (2020年11月30日 9時) (レス) id: e2b1f140f2 (このIDを非表示/違反報告)
kurunacs(プロフ) - 師走みかんさん» ありがとうございます!皆さんに楽しく読んでもらえるのが一番なので、なるべく修正していきたいと思っています…!これからも頑張りますのでまた読んでくださいー! (2020年9月1日 6時) (レス) id: dee2fda631 (このIDを非表示/違反報告)
師走みかん(プロフ) - kurunacsさん» 修正について全然大丈夫ですよ!この素敵な作品は作者様の作品ですし、特に気にされる必要はないと思います。これからも執筆頑張ってください!楽しみにしています! (2020年8月31日 15時) (レス) id: c063fc0f7b (このIDを非表示/違反報告)
kurunacs(プロフ) - 師走みかんさん» いえ、ありがとうございます!たしかにいろんなところに散りばめてしまい全て修正は厳しいので、「音」の部分だけ変更しました、全て修正できず申し訳ありません…! (2020年8月31日 7時) (レス) id: dee2fda631 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kurunacs | 作成日時:2020年7月13日 8時