コーヒー。 ページ24
伊吹「朝からよくそんなに口回るよね?ねー?」
私の頭を撫でくりまわす桔梗さんに伊吹さんが声をかける。
桔梗「ねー。」
伊吹「ねー?Aちゃんー。」
そして後ろからぎゅーっと抱きついて
私にもう一度聞く伊吹先輩。
『だから!近い!近いんです!』
伊吹「Aちゃんいい匂い〜可愛い〜」
志摩「だから!さっきも言ったが離れ…「離れなさい」
桔梗さんが志摩さんを遮ってピシャリと言い放つ。
伊吹「…離れなかったら?」
桔梗「クビ…って言ったらどうする?」
バチバチという音が聞こえそうなくらい睨み合う2人。まって、とりあえず私を離して。
九重「あの」
『おはようございます九重さん、助けてください。』
九重「お話中横から失礼します。先程から仕事外の雑談をしているように見受けられますが少しお時間よろしいでしょうか」
あ、九重さんスルーした。
志摩「どうかしたか」
『誰か…助けて』
陣馬「おはようさん、嬢ちゃん今からコーヒー入れるんだが手伝ってくれねぇか?」
『陣馬さん…!』
神様仏様…陣馬様…!
陣馬「ほら伊吹、嬢ちゃん離してやれ」
伊吹「えー、やだよー。」
陣馬「じゃあ伊吹は嬢ちゃんの入れるコーヒーはいらねぇってことだな。」
伊吹「え!?やだ!欲しい!」
陣馬「じゃあ、離してやれ。」
ぱっと私を離して「コーヒー待ってまーす♡⃛ 」と座る伊吹先輩。
『ありがとうございます…陣馬さん』
陣馬「苦労してるよな…嬢ちゃんも」
『…ありがとうございます…』
コポコポとお湯を沸かして人数分のコーヒーを入れる。
『はい、コーヒーどうぞ』
伊吹「やったー!Aちゃん特製コーヒー!いただきまーす」
と言いながらも、すぐ飲むのではなくふーふーと冷ます伊吹先輩を見て笑ってしまった。
伊吹「…何か?」
『…先輩、猫舌なんですね。』
伊吹「…悪い?」
『いえ…意外だったので…』
可愛いなんて言えば、この前の志摩さんのように何をされるか分からない。
伊吹「あ、なんか今失礼なこと思ったでしょ」
『何にも思ってません』
伊吹「嘘。…分かるよ、俺の勘当たるからね」
なんでもお見通しのような目でじーっと見られてしまい、目を逸らす。
伊吹「まあ、なんとなく分かってるから言わなくてもいいけど。」
良かった…これで逃げられる。
伊吹「…逃げられるなんて思わないでよね」
そう言って手を引っ張られ、隣に座らせられた。
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kurunacs(プロフ) - 真人さん» 真人様!?お久しぶりです!こちらも見に来ていただけたとは!すごく嬉しいです!更新速度は遅いですが、まだ更新中なのでよかったら見てくださいー!!すごい嬉しいっ!!!! (2020年11月30日 20時) (レス) id: dee2fda631 (このIDを非表示/違反報告)
真人(プロフ) - くっ!私とした事がっまさかお気に入り作者に登録し忘れていたとはっ!相変わらずキュンキュンします泣 良かった…更新あって良かったです泣 (2020年11月30日 9時) (レス) id: e2b1f140f2 (このIDを非表示/違反報告)
kurunacs(プロフ) - 師走みかんさん» ありがとうございます!皆さんに楽しく読んでもらえるのが一番なので、なるべく修正していきたいと思っています…!これからも頑張りますのでまた読んでくださいー! (2020年9月1日 6時) (レス) id: dee2fda631 (このIDを非表示/違反報告)
師走みかん(プロフ) - kurunacsさん» 修正について全然大丈夫ですよ!この素敵な作品は作者様の作品ですし、特に気にされる必要はないと思います。これからも執筆頑張ってください!楽しみにしています! (2020年8月31日 15時) (レス) id: c063fc0f7b (このIDを非表示/違反報告)
kurunacs(プロフ) - 師走みかんさん» いえ、ありがとうございます!たしかにいろんなところに散りばめてしまい全て修正は厳しいので、「音」の部分だけ変更しました、全て修正できず申し訳ありません…! (2020年8月31日 7時) (レス) id: dee2fda631 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kurunacs | 作成日時:2020年7月13日 8時