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我を見失うように自分の気持ちを
そのまま包み隠さず声にしていた
はぁ、はぁ、はぁ、
息が切れる
ふと我に返ると
教室にいる人たちがみんな私の方を向いていた
どうにでもなれとか思っちゃったから
勢い余って
大きな声を出してしまっていたんだと気づいた
やってしまった
何が心の奥で鍵をかける、だ
こんなのもうほとんど
告白と同じようなものじゃないか
急に恥ずかしくなって下を向いた
まだ教室はシーンとしている
顔が熱い
いや、
もう全身から湯気が出そうなくらい熱い
すると
急に誰かの温もりに包まれた
すごく熱いはずなのに
そのぬくもりは
スーッと私の中に溶け込んでくる
それと同時に鼻を通っていく
私の精神安定剤のような安心する匂い
それが廉だと気づくまでに
時間はかからなかった
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作者名：エチレン | 作成日時：2019年1月28日 23時
