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閉会式も終わり
地区大会の会場となって人が溢れかえっていた
廉くんの学校は静かになった
ぞろぞろと帰路につく人たち
その中でも一際多いのは
廉くんの学校の制服を着た学生
もうブレザーを着てる人は誰1人いなくて
ネクタイも締めていない人がほとんど
そんな人たちを横目に
駅に着いて改札を通ったら
電車を待っている間に
自分の気持ちを伝えよう
そんなことを考えながら
約束通り校門で廉くん待った
あゆみは神宮寺くんと
LINEを交換できたらしく
うはうはしながら先に帰って行った
しばらくすると
廉くんと同じエナメルバッグを肩にかけた
人たちが出てきた。
もうそろそろかな？と思っていると
『Aちゃんっ、おまたせっ！』
私が待っていた人、廉くんが来た。
きっと急いで来てくれたのだろう、
ちょっとだけ息が切れている
『帰ろっか』
「うん、！」
私たちは肩を並べて歩き出した。
『どやった？初めて見たんやんな、サッカー』
「めちゃくちゃかっこよかったよ！
廉くん、シュートも決めてたし…」
『それさっき目合った時も言ってくれたよな？
かっこよかったとか恥ずかしいけど嬉しい』
「あっ、先にこっちだった…」
「優勝おめでとう！！」
『ありがとう…』
あれ？
廉くんは廉くんなんだけど
どこか少しいつもと違う気がする
その上、しきりに深呼吸をしている
今日1日すごく充実してたから
疲れすぎちゃったんだ、
そう思って1人で納得した。
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りの(プロフ) - サイコーでした！毎週楽しみでした！！ (2018年12月20日 2時) (
レス) id: 8855d3ffa3 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらっています！神宮寺くんを出して欲しいです！ (2018年12月14日 23時) (レス) id: 6a55b646dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エチレン | 作成日時：2018年11月26日 8時
