えんじ色君 - Ren.N -

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あの日

あの生徒手帳を拾ってもらった日から

はやくも1ヶ月が経とうとしていた。









あの日から私は

毎週月曜日

廉くんと登校することになった




とは言っても

改札を出たらすぐにお別れなんだけど。









廉くんはとてもおしゃべりで

いつもたくさん話してくれた





サッカー部でエース的存在だってこと

サッカーが大好きだってこと

歳の離れた弟がいること

毎週月曜日は朝練がないから
この電車に乗っていること




…






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