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手越side

少し考え事をしていると、障子が開いた。


?「わぉ、嘘でしょ笑」


小「こんばんは。ご相席させて貰ってます。よろしくお願いします。」


貴「こんばんは。こちらこそ。リサ、入ろ!」


リ「あ、うん!」


手「あれー?昼間の子じゃん!」


加「あ、ほんとだ。こんばんは」


増「え?ってことは…A?」


小「A?Aなの?!」


涙目になりながら慶ちゃんが聞く。

まぁ、言われなくてもわかる。Aだ。

Aが答えず、沈黙が流れた。

俺が口を開こうと思った瞬間…


プルルル…プルルル…


Aの電話がなった。


貴「ちょっと、ごめん。」


リ「うん、いいよ!電話出ちゃいな!」


貴「もしもし?」


貴「あ、マイケル?どーしたの?」


マイケルって誰だろ…?もしかして、Aの

彼氏とかじゃないよな…


貴「あー、ごめん笑 でも、今回は女子旅なんだよ笑」


貴「あー確かに笑 ごめんね、お土産買ってくから許して?」


貴「ありがとう!じゃあね!おやすみー」


ガチャッ…。


リ「誰だったの?」


貴「マイケルだった。」


リ「何でマイケル?笑」


貴「何で日本に行くことを俺達に言わなかったんだよーって。言ったらお見送りとか行っただろって言われた笑」


リ「マイケルらしいね笑」


貴「うん、あと楽しんで!って」


リ「こりゃ、帰ったらどっかに遊びに行かないとだね笑」


貴「うん、そーだね笑笑」


そして、沈黙が流れた。


リ「…A!、私トイレ行ってくるね!」


貴「え?あ、うん!」


貴「…わかった。頑張る…。」


Aの友達がトイレ行ってくると席を立った

から、今は部屋に5人だけ。

今が謝るのには絶好のチャンスだと思った。

でも、いざ謝るとなるとなかなか言い出すこと

ができない…。

みんなが、もちろん俺も黙々と料理を食べる。

普段なら、美味しく感じるはずなのに、今は

全く味がしない。

しばらくすると、Aが携帯とかを持って

部屋を出てしまった。

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作者名:久瑠実 | 作成日時:2018年4月15日 22時

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