8日目. ページ10
『 あの..思ったんですけど 彼方の事 何でそらるって 呼ぶんですか? 』
さっきからずっとこの事について気になっていたけど、あまり聞くタイミングが無かったのだ。
だから、やっと聞けるタイミングになったので私はみんなに尋ねた。
天「 あー、それね! えっと 俺らが考えた あだ名みたいな? 」
ま「 ...う、うん..! えっとね.. その方が親近感出るかなぁ..って思って 自分で考えたあだ名を みんなに呼んでもらおう! ってなったんだ! 」
成る程.. 自分で考えたあだ名を呼んでもらうのか.. だからそらる..か。
「 そら 」が入ってるからきっと 空からこのあだ名が来たんだろうな。彼方 空が好きって言ってたもんね。
n「 Aも考えてみたら? あだ名。 」
『 え..いや。私はそのまんまでいいです.. 』
9「 ええ!! いいの!? 」
そ「 まぁ、でも確かにAはAのまんまがいいと思う。 Aって 名前 俺好きだし。」
自分はネーミングセンスなんか全くないし、みんなみたいにいいあだ名を思い浮かぶわけないから私は このまんまでいいな。なんて思う。
彼方が最後に言った言葉が 少し胸が締め付けられるような感覚がした。
これは..何だろう。親に暴力を振るわれた時の感じじゃない..
天「 それって、告白..みたいだよね〜 」
そ「 ば、ちげーよ! 」
彼方は 顔を真っ赤にした。
告白って.. そんな訳ないよ..彼方は私の事なんか好きなわけないよ..
そんな事を思うと私は また胸が締め付けられる感覚に陥った。
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作者名:胡桃 。 | 作成日時:2018年12月12日 18時