5日目. ページ7
そ「 ...何で泣いてんの。 」
『 分かんないよ..分かんない。 』
私は 溢れ出てくる涙を抑えきれなかった。何で 涙が出てくるの..? 分からないよ..
そ「 ... 」
『 私には居場所がない..だからずっと一人なんだよ.. 彼方は..私の事 助けてくれる..? 』
何で、私 いきなりこんな事言ったんだろ。 こんな事言っても.. 彼方を困らせるだけなのに。
そ「 当たり前だろ。 」
そ「 居場所がないなら..俺が作ってやる。 」
彼方は そう私に返してくれた。...本当に 居場所作ってくれるの?
私が安心して..楽しくできる そんな場所..
彼方は 私を抱きしめる力を強めた。
『 ...彼方ぁ.. 』
そ「 安心しろ。Aが楽しく過ごせる場所作るから。 」
私は、久々にこんな泣きじゃくった気がした。前なんか 泣くことすらできなかった。
ただただ 無表情で。もう泣くなんて事を忘れてたんだ。
_______________
そ「 なぁ、軽音部に行ってみる? 」
彼方は いきなりそんな事を聞いてきた。軽音部..確か ギターとか弾いたりするんだっけ。
『 私..入ってないよ。 』
案の定私は 帰宅部だし軽音部なんて入ってるわけもない。
そ「 大丈夫。見学って事にすれば良いんだから。入れなんて言ってないから..ね? 」
『 ...分かった。 』
そして私は 彼方についていく事にした。
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作者名:胡桃 。 | 作成日時:2018年12月12日 18時