16日目. ページ19
そ「 な、何してんの..! Aっ..まさかそれ見たのか!? 」
彼方は 手に持っていたコップを置き、私の持っていた アルバムを取る。
『 えっ..あっ..ごめん。 』
そ「 何で..見たの。 」
彼方は いつもより声が低くなる。さっき..私の自傷行為を聞いてきた時と..同じ声だ。
きっと、この声は彼方が 怒ってる時の声なんだ。
このアルバムを見られて 彼方は..怒ってるんだ。
『 ...ごめん。床に置いてあったから..気になって。 』
そ「 ...「 あの写真 」も見たんでしょ? 」
「 あの写真 」きっと ボロボロになっていた写真の事だろう。
顔が塗り潰されている..あの..
『 ...ごめん。 』
そ「 ...俺が..思い出したくない写真なのに.. 」
『 え.. 』
そ「 ...床に置いといた俺も悪いけど.. 触ると嫌なんだよ.. 「 あの時 」 の事思い出して。 」
彼方は そう呟くと蹲った。...
「 あの時 」って何だろう..
ねぇ..彼方..彼方は過去に何が..あったの?
『 彼方..? 』
そ「 ... 」
『 ...彼方が話したくないなら..別に良い。無理に聞く気は無い。』
そ「 ...え 」
『 私も..彼方に自分の過去を言うの..少し怖かった。それと同じで、彼方も過去に何かあったんでしょ? だから、彼方も私と同じで..今 言えないのかもしれないし.. 』
そ「 言うと..少し、トラウマになってるからさ.. あんま喋りたくないんだ。 」
『 ...そっか。 』
そ「 だけど、Aも自分の過去言ってくれたんだから、俺も言わないとか何か..やだ。 だからさ..言うよ。俺の過去.. 」
『 ...分かった。 』
そ「 ちゃんと..聞いとけよ。 」
_____________________
続く (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←15日目.
6人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:胡桃 。 | 作成日時:2018年12月12日 18時