黄昏時。【そらる】 (ページ18)

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15日目. ページ18

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『 ... 』

彼方の部屋って..凄く綺麗。ちゃんと本棚も整理されてるし。

ギターとか..沢山あるな。それに、彼方の匂いが..する。

...この匂い。落ち着くから凄く好き。

そ「あんま..見んなって。恥ずかしいから。それじゃ、俺は飲み物入れてくるからな。」

彼方は少し照れていた。...私がまじまじと部屋を見ていたから少し恥ずかしくなったんだろう。

...何か申し訳ないな。

『ごめん。分かった。』

そ「気にすんな～、そんじゃあな。」

そして、彼方は部屋から出て行った。

『 ...男の子の部屋..初めてだからどうしよう.. 』

私は、どうして良いのか分からないので、取り敢えず床に座った。

『写真..? 』

私は、アルバム?みたいなのが床に置いてありふとそれが視界に入ったので気になり始めた。

少しボロボロになっていて、割と昔の頃撮ったアルバムなのかも..

私は、いつの間にかそのアルバムを見ていた。

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『これは..小さい頃の..彼方か。可愛いな。』

私は、アルバムを見てみると 7歳..?くらいの彼方の写真があって、思わず少し微笑んだ。

彼方もこんな小さくて可愛かったんだな。

今では、少し大人っぽいけど..でも、この頃と同じで眠たそうな表情は変わってないなぁ。

『 ...あ、ここのページ..凄く..ボロボロだ.. 』

私は、そのとてもボロボロなページを捲るとそこには..小さな「女の子」と彼方がいた。

その、女の子は顔が塗り潰されてて、ボロボロに破られてる。

髪の長さでようやく女の子だと判別できるくらい。

だけど、この写真の彼方達は凄く楽しそう。

...一体この二人に何があったの..? そして、この子は誰なんだろう..

なんて疑問が出てくる。

そ「 ...A..? 」

そして、ドアの開く音がしたので私は後ろを向くとそこには彼方がコップを持ったまま呆然と立っていた。