黄昏時。【そらる】 (ページ11)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:2,199 hit

9日目. ページ11

そ「ま、まぁ..その..ギターでも弾いてみる? 」

彼方は部室に置いていたギターを取って私に聞く。

9「あー! そらるん話ずらしたー!! 」

n「本当は好きなんだー!! 」

そ「お前らちゃんと活動しないと俺が怒るぞ!! 」

茶化すように響希さんと成瀬さんは言うと彼方はまた顔を真っ赤にしながら 2人を睨みながら言う。

9「きゃー! 怖い怖い! 」

n「やべー! 怖ー!! 」

2人はまた彼方を煽るような口調で自分達のもといた場所に戻る。

そ「ごめんな。あいつら本当は良い奴だから。少し悪戯っぽいだけなんだよ。」

彼方はそう言って微笑む。まぁ、面白そうな人達で私は好きだな..ああいう人。

そして彼方は私にギターを持たせた。

そ「俺が、弾き方教えてやるよ。」

そうして彼方は私に色々弾き方を教えてくれた。

_______

『こう..? 』

そ「違う、これはこっち。」

彼方は私の後ろに来て抱きしめる様な体制で手を触る。そして私の手を操る様にしてギターを弾いた。

彼方の匂いととても白い手が私は耐えられなかった。

そ「 ...分かった? 」

『う、う、う、ん.. 』

そ「 ...大丈夫かよ。まぁ、後もう少しだから頑張ろうな。」

『う、うん.. 』

離れてくれないと私の心臓が本当に持たない..
ギターの弾き方も一瞬忘れそうになったし..

そんな事を考えながら私は煩く鳴る心臓を抑える。