最強呪術師に恋されました

花嫁 ページ35

『あなた誰?』

海王【んん〜?よく見たらお前混ざってるな】

『先祖返りだけど何か悪い?』

海王【いや?悪くねぇちょっと付き合えよ】

『はっ!?』

ぐいっと腕をひかれる
しかし反対側の手を悟が掴んでくれた

「おいロリコンA渡さねぇよ」

海王【…いい眼だなだが…!】

ザザァっ

「…!?」

海から現れたおびただしい呪霊

『な、何この数』

海王【ざっと百匹はいるぜ
そいつら倒してから来いよ餓鬼】

「おいっ!待て!!」

『私は大丈…』

とぷんっ

「A!!」
(クソ!何だここ術式使い辛れぇ)

「すぐ行くから待ってろ」









連れてこられたのは竜宮城…
のような場所だった

海王【似合う似合う】

『私に何か用でもあるの?』

ひらひらとした着物に着せ替えられて
少し苛ついたAはジロリと睨む

海王【怒るなよお前を正室にしてやるから】

『せーしつ？』

海王【俺の一番の奥さんに
してやるってことだ】

『帰ります』
スタスタスタ

海王【待て待て待て
俺はかっこいいし何でも欲しいものはやる
これの何が不満なんだよ】

『全部嫌い大嫌い』
(悟のほうがかっこいいもん)

海王【俺にそんなこと言ったの二人目だぞ】
はぁ…とため息をつく

『二人目…?』

海王【あぁ、妖界の四天王の一人桜夜
まぁ人間と契って死んだとされてるがな】

『ふーん』
(桜夜この妖知り合い?)
((…一応顔見知りではある私は呼ぶなよ))

『いいけど?なんで?』

海王【誰と喋ってんだ?…あ中にいるやつか】

『そもそもなんで人間さらったの?』

海王【ここの海がもう一人の海王に
奪われる前に俺が嫁を貰って力を
蓄えなきゃなんねぇ】

『もう一人の海王?』

海王【あいつは危険だ
呪いと一体化して自我を失ってる】

『じゃあ簡単な話ねそいつ祓えば
私も女の子も解放してくれるのよね?』

海王【お前には無理だろ】

ガンっっ

ぴしっ

Aが足で蹴った壁に亀裂が入る

海王【……っ】

『いいからそいつの居場所教えて』

雷鬼→←海の王

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